戊辰戦争で会津・庄内両藩がプロイセンに提携持ちかけ(2011年2月5日朝日新聞夕刊より)
記事によると「両藩が北海道などの領地の譲渡を提案したが、宰相ビスマルクは戦争への中立などを理由に断ったことを伝えていた」とある。
「敗者の歴史」に脚光を当てることは重要で、これなら大東亜・太平洋戦争についても日本の言い分をもっと強調すべきだろう。

ちなみに数年前、朝日新聞では論説委員か誰かが「竹島を韓国に譲って友情の島にしたらどうか」と書いていたが、その理由は「人も住めない岩のような島」で漁業権以外に価値がないから韓国にでもくれてやれというものだ。ならば竹島はロシアに譲渡しても同じだろう。

『炎立つ(ほむらたつ)』では東北が独立した国を目指しながら、関東の源頼朝の軍の前に降伏。主人公は「剣に対して剣で抵抗する愚かさをやめる」と言い、いかにも憲法9条の思想を強調したような番組であったが。それなら日中戦争時の中国人の反日闘争は9条違反で、返り討ちを受けても自業自得ということになろう。
北海道はアイヌの土地ではあったが、大和に吸収され、『獅子の時代』では北海道「開拓」が描かれた。
朝日新聞は沖縄を自治州にする夢を描いたこともあるが、これは「国境なき地球市民」の世界の夢に逆行する「世界分断の企み」でもある。「侵略戦争」は「天下統一」または「世界連邦への一里塚」であり、「独立運動」は「国家分裂」であり、歴史は所詮、見方によって言い方が変わる。

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