GyaO!で配信している。

サチ子という原作にいない野球少女が登場。
『新巨人の星II』の放送は1979年だが、『ドカベン』のアニメは1976年から1979年。山田太郎の妹と同じ名前の女の子が『新巨人の星II』のアニメに登場していた。

行きつけの寿司屋が「巨人寿司」。
巨人寿司の店主は『ど根性ガエル』の宝寿司の旦那と『天才バカボン』のパパを合わせたようなキャラクター。

ロメオがサンバのリズムで飛雄馬のボールを打った。
『ドカベン』の殿馬だったら「秘打・リオのカーニバル」と命名したか。

巨人寿司でアンチ巨人の客が阪神の勝利に喜び、「星なんて所詮、ヘボピッチャー」などと星飛雄馬を見下すような台詞を言ったため、怒ったサチ子によって追い出された。この客は図らずも食い逃げができた格好。

星飛雄馬は長嶋監督から翌日、登板を休むように言われ、サチ子と一緒に女子バレーボール(排球)の試合を見に行った。
これは女子バレーの世界選手権大会の決勝で、劇中の組み合わせは日本とブラジル。
アニメは1979年放送で、劇中の時代設定は1977年のはずだが、調べてみると1978年にソビエトで大会があり、決勝は日本とキューバで、キューバが優勝。開催国・ソ連は3位だった。その前は1974年で飛雄馬は失踪中。

よく考えると『アタックNo.1』の最終回で1970年当時の大会の決勝が描かれており、鮎原こずえを含む日本女子チームが善戦むなしくソ連に敗れた。それでも鮎原は最優秀選手に選ばれている。

この世界女子バレー大会は五輪やW杯と同様、4年ごとに開催されているようで、開催年は西暦1970+4の倍数年である。
当時、五輪は夏と冬同年開催で、1972年は札幌とミュンヘン、1976年はモントリオール、1980年はモスクワであった。

飛雄馬がロメオと対戦した1年目の1977年は女子バレー大会の前年のはずで、1978年は飛雄馬が大リーグボール右1号を編み出した時期だったはずだ。

次の対戦で、飛雄馬は投球フォームを工夫してロメオのタイミングを狂わせて投飛に打ち取った。

前後一覧
2010年12/31 12月