平松長吉が渡米したのが1912年ごろ。1912年は大正元年である。
それから28年後の1940年から第2話が始まる。
1941年が真珠湾攻撃の年。

1944年、日系二世の兵士たちがアメリカ軍としてドイツ兵と戦った。
草彅剛扮する平松一郎(1922~推定1944)は仲間をかばって犠牲になる。

1945年3月、東京大空襲のニュース。この大空襲は『ガラスのうさぎ』でも描かれている。アメリカの日系人たちはこのニュースを「アメリカ版大本営發表」と思って信じようとしない。

米軍が沖縄上陸。
沖縄で日本人が地下壕に隠れ、日本軍兵士が手榴弾で自決を謀る。
爆發したが一部の人が生き残り、米軍キャンプに。
日系アメリカ人が通譯を担当していた。
『白旗の少女』で描かれた日本人の投降がここで起きた分けた。

沖縄で生きのびた女の子は沖縄で頼る人がいなくなり、広島の姉を頼りにしようとするが、8月6日を迎え、日系アメリカ人から広島に新型の爆弾が落とされ、しばらく広島に行けなくなったことを知らされる。
中井貴一が出演した『はだしのゲン』実写版での悲劇がここで起きたわけだ。

沖縄で生き残った平松家の少女は最終話で広島を訪れる模様。

フジテレビの日本シリーズが深夜まで延長で引き分け。野球のあとに放送する予定だった映画『バブルへGO!!』は深夜から放送で、深夜から放送予定だった『すぽると』はおそらく夜中2時ごろからの放送にずれると思われる。
草彅剛が宣傳してる「地デジ」でこれがどう改善されるか、まだよくわからない。

ここで描かれた戦闘、たくさんの犠牲者が出たことは確かに悲惨だが、これが『風林火山』や『三国志』のようなもっと昔の戦争であれば戦いは当然であり、むしろ武勇傳となる。
20世紀の戦争も比較的「最近」だから悲惨に見えるだけの話である。

日系アメリカ人のように2国間の間にいるような(本人は帰属を一方に決めているだろうが)立場の人は戦争では一番悲惨である。しかしそれはヨーロッパの国同士の戦争や、日本国内の戦国時代の戦争や明治時代の西南戦争でもあったことで、これまた別に珍しくない。
アメリカなど移民の国だからドイツ系、イタリア系、ロシア系、アラビア系も多いわけで、西洋人はそういう状況での戦争は慣れているはずだ。

今晩、TBSで『99年の愛』の最終話があるが、前にバレーボールの中継があり、最大24分延長だろうが実際に何分延長されるかわからない。2時間半も3時間もテレビの前にいるわけにもいかないし、録画するとテープを浪費する。
最終話で観たい場面もあるが、バレーボール中継のせいで『99年の愛』は全部は観られそうにない。

『サンデーモーニング』でクナシリの語源を「アイヌ語で草の島」と紹介していたが、ネットで調べると「黒い島」の説も紹介されている。


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2010年11/7

関連語句
99年の愛
作品(「戦後」復興期)
作品(近代、昭和の初め~「終戦」)
作品(近代、明治~大正)


参照
『白旗の少女』【作品】
『はだしのゲン』【作品】
近現代~未来ドラマ作品(2010年10月~12月)