中国では石油が枯渇し、石炭が注目されており、石炭を燃やすことで光化学スモッグが出ているらしい。
Y!Japan 中国 炭鉱 落盤

「巨人の星」では1969年の2月か3月ごろ、宮崎県では石炭産業が石油の普及で衰退しており、「ドカベン」ではいわき市の廃坑が描かれた。

今の中国は1976年ごろの日本に似ている。
日本をはじめとする先進国は自轉車の国だった中国に自動車を押し付けておいて、それで1964年の東京五輪、1970年の大阪万博と同じ道を中国に歩ませて、それで70年代の光化学スモッグが中国から来たら慌てれいるのだから、これは先進国の自業自得である。

中国政府は四川省地震のとき、自国の救助隊の面子のために、最初は外国の救助隊を拒否し、被災者が生き残れる時間的限界が過ぎてから日本の救助隊の入国を要請、日本の救助隊は誰も救えず帰国した。

もし日本であれば地震の犠牲者は政府を訴えそうなものだが、四川省地震の犠牲者の遺族が中国政府を訴えないのは異常である。
裏を返せば日本人は日本が外国から空爆されてもその外国でなく自国政府を訴えるという異常な「何でも自国のせいにする傾向」がある。しかし日本国民は自分たちが国の構成員という自覚が薄く、国と国民を対立するものと思っている傾向があるので、国の責任が国民の責任ということを自覚していない。

中国の反日暴動に関して中国政府は責任がないと言っているが、こういう態度だから中国はイギリスや日本と戦争になったのだろう。中国が勝手に資源目当てに尖閣に手を伸ばし、中国人が勝手に暴動を起こしたのに国の責任がないというのでは、それなら日本で「軍部が暴走」したとされる戦争について日本政府には一切責任はないことになる。

中国は政府を批判する動きや暴動を弾圧しながら、外国を敵視した暴動を容認するようでは、もはや国際社会からは永遠に信頼されないだろう。
中国人は「日本人は軍部が暴走したと言うが我々から見れば同じ日本人」と言い、そのとおりだが、それなら中国人も同じことだ。
義和団の乱に見られるやうに中国人が暴動を起こし、外国人を襲撃し、これについて政府が容認するようでは、各国は中国にいる自国民を帰国させるか、あるいは中国に軍を派遣する以外にない。
その軍に対し、中国人が便衣兵となって攻撃するようでは、中国の民間人が攻撃されるのは目に見えている。

日清、日中戦争など多くの部分は中国のせいである。

日本の知識人は反体制であるほど尊敬されるが、中国の知識人は政府のスポークスマンのようになっており、その意味では中国は成熟していないし、逆に日本はマスコミも知識人も国を背負っている自覚が薄く、その癖、日本政府からの財政的支援はほしがるという相反する傾向がある。

前後一覧
2010年10/20