1962年度生まれ
1970年『小一』1月号「ドラえもん登場!」
└→ドラえもんはタケコプターを使わずに空を飛んでおり、オバQの後継キャラクターだったことがわかる。

1970年『小二』5月号「ロボットのガチャ子」
1970年『小二』8月号「ふしぎな海水浴」
└→てんコミ7「行かない旅行の記念写真」に登場した「電車ごっこ」と似た「どこでもきっぷ」が出てくる。「どこでもドア」の設定が固まる前の作品。

1970年『小二』9月号「くすぐりノミ」
└→73年『小四』3月号掲載「未来世界の怪人」で使われた「くすぐりノミ」の話。

1971年『小三』10月号「石器時代の王様に」
└→のび太は10万年前の石器時代に行った。

1972年『小四』8月号「ぼくの生まれた日」
└→のび太は昭和37年(1962年)8月7日生まれ。てんコミ第2巻で昭和39年(1964年)に変更。

1972年『小四』12月号「この絵600万円」
└→柿原画伯が野比家の近くにいたのは昭和24年(1949年)で『大全集』では23年前だったのが、てんコミ第6巻では25年前になっている。『大全集』ののび太の少年時代は1972年、てんコミでは1974年。
また、1949年当時でのび助が中学生だったのは劇中で明らかなので、早生まれ(中1で12歳)の可能性も含めて12歳から3年以内とすると『大全集』ののび助は35歳から38歳まで、てんコミののび助は37歳から40歳までになる。のび助は1937年までに生まれていたことになる。

1973年『小四』3月号「未来世界の怪人」
└→ドラミ登場告知。

1973年『小五』4月号「ハイキングに出かけよう」
└→初登場のドラミは1万馬力。

1973年『小五』8月号「キャンデーなめて歌手になろう」
└→テレビでジャイアンが天地真理の声で歌う予定だったが、キャンデーの効き目が切れていた。その前にジャイアンがプロの歌手の声で歌ったが誰の声か不明。2006年6月30日の「キャンディーなめて歌手になろう」ではジャイアンがスキマスイッチの声で歌った。この日は「おばあちゃんの思い出」「ジーンと感動する話」も放送。

1973年『小五』9月号「ぼくを、ぼくの先生に」
└→3年後は1976年9月、このときのび太は中学生のはずだった。てんコミ33「ガッコー仮面登場」も似たような話で、コロコロ文庫『ドラえもん[のび太グラフィティ編]』では「ぼくを、ぼくの先生に」の次に「ガッコー仮面」が収録されている。
中学生ののび太はドラえもんと一緒にいる気配はないが、タケコプターやタイムマシンを持っている。ドラえもんが置き土産に残していたか。

1975年『小六』3月号「ツチノコ見つけた!」」
└→ジャイアンがツチノコを見つけたのは1975年だが、てんコミでは1976年になっている。70年後は2045年で、この時期にツチノコの大ブームがある。雑誌掲載当時の最終コマで、のび太はネッシーの發見を目指して『ネッシーのなぞ』という本を読み始めた。ネッシーと言えばドラミ編でのズル木(アニメではスネ夫)との論争を思い出す。最終的にのび太たちは『のび太と竜の騎士』で恐竜の子孫が地下で生き続けていたことを知るが、白亜紀の末に恐竜たちを地下に逃がしたのもドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアン、静香であった。

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2010年10月 10/10