『藤子・F・不二雄大全集ドラえもん』第3巻、第4巻、第5巻

藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 6(小学館)
ドラえもん6 (藤子・F・不二雄大全集)購入ガイド
<1966年度生まれ>
(1973年4月小学校入学)
「雲ねんど」「ドラえもんのひみつ」『小一』73年4月号
「ひらりマント」「テレビでもドラえもんがはじまるよ!」『小一』73年5月号
「雪山のロマンス」『小六』78年10月号(てんコミ20)
「モアよドードーよ、永遠に」『小六』78年11月号(てんコミ17)
「身がわりバー」『小六』79年3月号

藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 7(小学館)
ドラえもん7 (藤子・F・不二雄大全集)購入ガイド
<1967年度生まれ>
(1974年4月小学校入学)
「人間切断機」『小二』75年12月号(てんコミ10)
「ジャイアンの心の友」『小三』76年04月号(てんコミ11)
「大むかし漂流記」『小四』77年7月号(てんコミ17)
「宇宙ターザン」『小五」78年8月号(てんコミ16)
「ラジコンシミュレーターでぶっとばせ」『小六』79年4月号(てんコミ22)
「チューシン倉でかたきうち」『小六』80年3月号

「人間切断機」で人気歌手「ももぐちやまえ」の名前が出た。「ジャイアンの心の友」ではおそらくドラえもんが出した22世紀の道具でアナログレコードを作る機械が出た。「宇宙ターザン」は特撮でCGが普及していなかった時代の話。
ちなみに『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は1977年から78年までの作品。

藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 8(小学館)
ドラえもん8 (藤子・F・不二雄大全集)購入ガイド
<1968年度生まれ>
(1975年4月小学校入学)
「勉強べやの釣り堀」『小二』76年11月号(てんコミ12)
「人食いハウス」『小三』77年8月号(てんコミ14巻)
のら犬イチの国」『小六』80年10月号(てんコミ22)
「のび太が消えちゃう?」『小六』81年2月号(てんコミ43)
「のび太王国誕生」『小六』81年3月号

「雪山のロマンス」で描かれたのび太と静香の近未来は14年後なので1992年か。
1966年度生まれだとテレ朝でアニメの2作目が始まったときに小学校を卒業していた。
渡辺美里はこの学年。2003年当時のアニメに大人の姿で「出演」したとき、推定1992年生まれののび太と出会った。
1973年の日本テレビ版のアニメが始まったときに小学校に入った世代が、テレ朝版開始のときに小学校を卒業していたというのは、1970年代におけるアニメ『ドラえもん』の視聴者の「世代交代」を象徴する上で興味深い。

31年後、2004年春の『のび太のワンニャン時空伝』公開と同時に小学校に入学したのが1997年度生まれで、一番「年上」が1997年4月2日生まれであり、一番「年下」は1998年4月1日生まれ。この学年の人たちは2008年度のアニメ『ドラえもん』ののび太と同学年であり、2010年3月の『のび太の人魚大海戦』公開のときに小学校を卒業している。

ちなみに1979年春はてんコミ第1巻第1話「未来の国からはるばると」で1960年生まれののび太が大学を受験する予定の時期であった。

1967年度生まれは1974年という『ドラえもん』にとって記念すべき年に小学校に入り、1980年、『のび太の恐竜』公開のときに小学校を卒業した。

未来の町にただ一人」は『小四』1979年7月号だからのび太は(読者は)1969年度生まれ。1979年はインベーダーゲームが大流行した年。小学校入学は1976年4月、卒業は1982年3月。
「のび太の結婚前夜」(てんコミ25)は81年『小六』8月号掲載でやはりのび太は1969年度生まれ。結婚が14年後であれば1995年か。てんコミ第1巻第1話ではのび太とジャイ子が借金をして生活している筈の時期であった。

「恐竜が出た!?」は『小三』79年7月号掲載でのび太は1970年度生まれ。ドラえもんは昭和54年(1979年)の新聞を読んでいる。小学校入学は1977年4月で、卒業は1983年3月である。

前後一覧
2010年10月 10/8