公園のネッシー(『ドラミちゃん』)小学生ブック74年8月号>ネッシーがくる(てんコミ6巻
ドラちゃんのおへやテレビアニメ>第1期>50音順>ナ行ネッシーが来る! 1980年8/8(S)

 

1975年1月1日初刊『ドラえもん』てんコミ第6巻「ネッシーがくる」は1994年11月20日初刊のコロコロ文庫『ドラえもん[恐竜編]』にも収録されている。
『[恐竜編]』にある「恐竜の足あと発見」(てんコミ44)で玉子が38歳だと判明。9000万年前の地球でのび太の人型ができたらしい。
「恐竜が出た!!」(てんコミ21、81年5/25)はソ連が存在した時代にのび太が小学生だった時代。
「のび太の恐竜」(てんコミ10、76年)の展開は今観ると「ネッシーがくる」に似ている気がする(下注釋)。

 

「ネッシーがくる」ではのび太がズル木(下注釋)とネッシーについて論争しており、ここでのび太が「ネッシーはいる」派で、ズル木が「いない」派。

 

ここでのび太がネッシー目撃証言と写真を紹介したとき述べた固有名詞がこれ。

 

目撃証言
漁業管理員キャンベル
ケネス・ウィルソン、ロンドンの外科医
アーサー・グランド(Arthur Grand)

 

 

ズル木はネッシーが水面から首を出したのをほぼ正面から撮ったような有名な写真について、モーリス・バートン(Maurice Burton?)による「カワウソの尾説」を紹介してトリックだと主張。

 

 

2010年4月2日 (金) 22:11時点における版>『外科医の写真』とその真相
1974年初出の『ドラえもん』」(但し、劇中の「のび太の補佐役」はドラミで、雑誌に掲載されたときは『ドラミちゃん』である)の1エピソード「ネッシーがくる」中で『外科医の写真』の検証がされている。ここでは動物学者モーリス・バートンの見解として、やはり被写体が小さい事が指摘され、カワウソの尾説が紹介されている。翻訳書以外で、日本でこの写真の疑問について言及した最初期の記録と見られている。尚、本作ではネッシーは実在する事になっている。

 

2010年4月3日 (土) 05:56時点における版>『外科医の写真』とその真相で『ドラえもん』に関する記述が削除されている。

 

 

 

 

前後一覧
2010年9/22

 

関連語句
ドラえもん ネッシー
ドラえもん ネッシー(twitter)

注釋
「ネッシーがくる」に似ている
2010年のアニメ「のび太の人魚伝説」ではのび太とスネ夫が「人魚はいるかいないか」で論争。「ネッシーがくる」に似た構成であった。

 

ズル木
「テレビ局をはじめたよ」(てんコミ11)によると本名は木鳥高夫。スネ夫に似ているが他のキャラクターと比較するとスネ夫より少し背が高い。『ドラミちゃん』ではのび太そっくりののび太郎、ジャイアンに似たカバ田、静香そっくりのみよちゃんが登場するスピンオフ作品だった。スネ夫に相当するキャラクターがズル木だったが、『ドラミちゃん』がてんコミ『ドラえもん』に収録されたとき、ズル木以外の主要キャラクターが『ドラえもん』のそれになった。ズル木は外見が違うのでそのまま名前も「ズル木」。もっともアニメ版ではズル木はスネ夫に置き換えられている。
「ネッシーがくる」で商店だったはずのジャイアンの家が普通の家になっているのはカバ田の家であり、「ウラシマキャンデー」最終コマでのび太の部屋にベッドがあるのは、もともとのび太郎の部屋だったから。

参照
てんコミ『ドラえもん』第10巻の時代背景
『ドラえもん[恐竜編]』(小学館コロコロ文庫)における歴史観
藤子作品関連(2010年9月~)