第9話で大納言良房がひろげた勅命の日付は「元禄丁丑歳(年?)三月三日」であった。
元禄で丁丑だから1697年である。
作中の時間の流れが放送時と一致しているとすると、光圀と源六の出会いは1697年2月4日。
吉宗は1696年に元服して名を元禄から頼方に改め、別名の新之助もそのときからのようである。
すると第9話で吉宗が源六を名乗り、月代も剃っていないのは少し不思議だ。
作中では光貞が源六元服ののち、甘やかさないよう少し距離を置いて見守るよう、教育方針を変え、それで光圀が和歌山で合った源六は「父上から見放された」と思うようになっていた。

第01話_2008年_01月07日__1697年_01月07日_小藩を救え!いざ西へ(水戸・江戸)
第02話_2008年_01月14日__1697年_01月14日_嵐を呼ぶ瀬戸内の謎!(瀬戸内)
第03話_2008年_01月21日__1697年_01月21日_昼行灯とあっぱれ女房(石見)
第04話_2008年_01月28日__1697年_01月28日_人形一座に春が来た(淡路)
第05話_2008年_02月04日__1697年_02月04日_暴れ若様 まかり通る(和歌山)…吉宗元服後?
第06話_2008年_02月11日__1697年_02月11日_険しい恋路の吉野山(吉野)
第07話_2008年_02月18日__1697年_02月18日_味が命の人情包丁!(伊勢)
第08話_2008年_02月25日__1697年_02月25日_炭より黒い悪党ども(彦根)
第09話_2008年_03月03日__1697年_03月03日_世捨てお公家の悪退治(敦賀)…元禄丁丑の年
第10話_2008年_03月10日__1697年_03月10日_人情長屋の心意気!(福井)
第11話_2008年_03月17日__1697年_03月17日_にわか侍一直線!(郡上八幡)
第12話_2008年_03月24日__1697年_03月24日_縁は切られぬ偽親子(岐阜)
第13話_2008年_04月14日__1697年_04月14日_弥七に恋した影の女(尾張)
第14話_2008年_04月21日__1697年_04月21日_盗っ人最後の恩返し(浜松)
第15話_2008年_04月28日__1697年_04月28日_気弱亭主と気丈女房(飯田)
第16話_2008年_05月05日__1697年_05月05日_太鼓叩きゃ出るホコリ(諏訪)
第17話_2008年_05月12日__1697年_05月12日_娘の涙は金の粒(甲府)
第18話_2008年_05月19日__1697年_05月19日_駆け落ち妻の目に涙(駿府)
第19話_2008年_05月26日__1697年_05月26日_わははオヨヨの珍道中(三島)
第20話_2008年_06月02日__1697年_06月02日_温泉芸者が結ぶ仲(修善寺)
第21話_2008年_06月09日__1697年_06月09日_父帰る!ここは下田の湊町(下田)
第22話_2008年_06月16日__1697年_06月16日_俺の姉に手を出すな(小田原)
第23話_2008年_06月23日__1697年_06月23日_まぶたの母はおえん!?(鎌倉)
第24話_2008年_06月30日__1697年_06月30日_禁断の園!大奥の謎(江戸)

第9話で公家が町人から不正に金を巻き上げていた。殿様は江戸にいるのでどうしようもなかったようだが、藩主を江戸に常勤させる江戸時代のシステムも問題で、地元にいない藩主など藩主と呼ぶこと自体がおかしい。それは光圀の姪・密姫が嫁いだ庄内藩も同じで、藩主の正室でありながら江戸住まいでは、鶴岡の藩主の妻となったという前提自体が紙切れ同然となる。

『水戸黄門』では1月や12月に雪が降る場面を観たことがない。いつも同じような季節である。