時代劇のロケ地とストーリーを解説するホームページがあり、『闇を斬る!大江戸犯科帳』に関するページを観ると、最終回スペシャルでは闇奉行こと一色由良之助が切腹、11代将軍・徳川家斉が隠居しているらしい。
Y!Japan 闇を斬る!大江戸犯科帳 家斉

各話サブタイトルと配役を調べると、第8話で水戸斉脩(徳川斉脩、1797~1829)が登場する。水戸藩の8代目藩主で、『江戸を斬るII』以降に登場した水戸斉昭の前任者である。

つまり第8話の時代設定は1829年以前で文政末期、それが最終話では1837年(天保8年)まで続くから8年ほどの歳月を描いていることになる。

1806年=文化03年 文化丙寅年
1816年=文化13年┓水戸斉脩が水戸藩主に
1829年=文政12年┃水戸斉脩没
________┃高橋景保獄死(必殺SP『春雨じゃ、悪人退治』)
________┃文政末期(『浪花の華』『咲くやこの花』)
________┣大目付・一色由良之助が闇奉行として暗躍
1832年=天保03年┃鼠小僧処刑→実は生存?(『必殺からくり人』『八百八町夢日記』)
1833年=天保04年┃秀が出張仕事(『必殺まっしぐら!』)
1835年=天保16年┃ハレー彗星接近(『必殺仕事人V激闘編』)
________┃坂本龍馬、篤姫誕生(陽暦では翌年)
1837年=天保08年┛徳川家斉隠居。家慶が将軍に(一色由良之助切腹)
________┐大塩平八郎の乱
大塩の乱以降__│大塩生存説が流れる(『八丁堀の七人』)
家斉大御所時代_├主水が裏稼業
家斉大御所時代_├家斉のむすめ・照姫が隠密行動(『照姫七変化』)
1839年=天保10年│蛮社の獄(『必殺からくり人』)
1840年=天保11年│アヘン戦争勃發
________│遠山景元が北町奉行に(『遠山の金さん』『江戸を斬るII』)
1841年=天保12年┘家斉没す。水野忠邦の天保の改革開始(1843年まで)
________ 鳥居耀蔵が南町奉行に(陽暦では翌年)

江戸暦〜えどごよみ~
└→ここでは『闇を斬る!』の時代設定を文化年間としている。



前後一覧
2009年11/18前後
2010年9月 9/3