「せんりつ誘拐される」の舞台となった丙申には1776年もあり、平賀源内がエレキテルを復元した年。
『必殺仕切人』(クロねこHP)で第5話「もしも鳥人間大会で優勝したら」に登場した平賀源内が同名の2代目や3代目などではないすると、この時代と一致する。
第17話「もしも江戸に占いブームが起ったら」は辛亥の年の話のようで、辛亥の年は江戸中期以降で1731年または1791年、1851年である。
1731年は吉宗の享保の改革の最中で、藤田まこと主演『丹下左膳』の時代設定と合致。
1791年は寛政の改革の時代で、『三日殺し軍団』で主水が長谷川平蔵と会った話がこれに相当すると思われる。
1851年は『主水死す』で主水が水野忠邦を暗殺した年。

また、『仕事人V』(クロねこHP)の第25話「主水、源氏と平家に泣かされる」は1782年の話らしい。これは源内が没して2年後か3年後の話。
第26話「主水、下町の玉三郎と出会う」で壬申之歳七月拾九日の話。
1752年は家重の時代で吉宗の時代と平賀源内の時代の間。1812年は文化年間で『旋風編』(クロねこHP)の時代設定を1818年から1819年として、それから6年前か7年前。『旋風編』では「8年前」に虎が江戸の裏組織を式っていたことになっているので、計算が合う。

『旋風編』第6話「主水バースになる」で主水に仕事を依頼した将軍が没しており、この将軍が誰か不明。
家斉は1837年に大御所になったあと、4年後の1841年に没した。
『風雲竜虎編』(クロねこHP)第2話「将軍の初恋騒動!」で家斉が没したのは明らかに1841年。アヘン戦争の最中。
それ以降で将軍が在職中に没したのは1853年の家慶、1858年の家定、1866年の家茂で、ぞれぞれ『仕留人』『大老殺し』『ブラウン館』の舞台となった時代だ。
クロねこのHPでは家治の没した1786年としているが、その翌年から家斉が将軍になり、長谷川平蔵が火付盗賊改方の長官になっている。そうなるとこの主水は『三日殺し軍団』の主水と同一人物(あるいは同時代)になる。

前後一覧
2010年7月 7/31