7月18日と19日、2夜連続で、恐竜絶滅から人類誕生まで描いている。

『恐竜絶滅!』では隕石落下で恐竜が滅んだという從来の説を踏まえ、それから生き延びた鳥類や大型の爬虫類が原始の哺乳類にとって最大の敵であった点を強調、有胎盤類の特徴をロマンチックに描いている。

映画『ダイナソー』に出てきそうなCGで古代生物を再現。
取が恐竜の子孫という話も前々からあるものだが、ここで改めて取り上げているのは、まだ知らない人が多いからか。

恐竜絶滅後、その子孫だった鳥類が地球の覇者となる可能性があったことは、アッテンボローも言っていたと思う。
しかし、鳥はその座を哺乳類に明け渡した。

『科学朝日』でもポスト恐竜で恐鳥が哺乳類に負けた理由を検証していた。
鳥類は爬虫類の前足を翼にしたが、ダチョウ(駝鳥)のように陸上に戻った鳥はその翼を退化させたので、前足のない二本足だけの動物となった。この二本足と卵生が鳥にとって不利だったらしい。

『恐竜絶滅!』では有胎盤類の危険性が強調されたが、それでもやはり卵生の鳥より哺乳類が有利だったようだ。そのことは『恐竜絶滅!』でも書いている。

NHKのいいところは、こういう番組では無駄な藝人を出さす、必要な画面だけ放送することだ。
民放だと、スタジオの藝能人が集まり、恐竜などの話でも画面の端に小さい四角形が出て、スタジオにいる藝能人の表情をずっと映していたりするが、そういう画面には何も意味がない。それにスタジオの藝能人の感想に時間を浪費する。
民放の番組宣傳でもスタジオの藝人の表情ばかりが出て何の番組かわからないので、観る気がしない。
その代わり、NHKでは各時間帯の境目で自社の廣告が多すぎる。

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2010年7月 7/20


参照
脊椎動物の陸海空