『のび太の人魚大海戦』では、映画オリジナルの主題歌は青山テルマの歌った「帰る場所」。
作詞、作曲は SoulJa という人物。
一方、武田鉄矢が挿入歌の作詞と歌唱を担当している。作曲は佐孝康夫。
作曲者が、のび太の中国語名の一つである野比康夫(ほかに「大雄」もある)と同じ「康夫」というのも奇遇だ。

 

武田鉄矢の歌はドラえもんたちが人魚の姿になって海を泳ぐ場面で流れた。
パンフレットで武田鉄矢は「14年ぶりに作った映画ドラえもんの歌です」とコメント。

 

 

2010年春から14年前は1996年春。
ちょうど『のび太と銀河超特急(ぎんがエクスプレス)』のときだ。
主題歌は海援隊の「私のなかの銀河」だったようだ。

 

 

『銀河超特急』公開から半年、1996年9月23日に藤子・F・不二雄が他界。
翌年に公開された『のび太のねじ巻き都市冒険記(シティーぼうけんき)』の原作執筆中だったらしい。
武田鉄矢は原作者他界後、映画『ドラえもん』の歌から「卒業」していたわけである。

 

 

これはつまり、藤子・F・不二雄死去から14年が経過したことを意味している、
当時生まれた人は今年14歳。14歳は中学2年生か3年生である。
のび太と同じ8月生まれであれば、1996年生まれの人は2003年春の『のび太とふしぎ風使い』公開のときに小学校に入り、声優交代の2005年春には小学3年生に進級、『のび太の恐竜2006』公開時に原作ののび太と同じ小学4年生となり、2007年春から2008年春までアニメののび太と同じ小学5年生、2009年春に小学校を卒業したわけだ。

 

 

@kyojitsurekishi

2010年の「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」では主題歌「帰る場所」を青山テルマが歌ったが、挿入歌「遠い海から来たあなた」を武田鉄矢が歌っており、1996年の「のび太の銀河超特急」以来、14年ぶりに武田鉄矢が映画ドラえもんに歌で復帰していた。

午前0:26 · 2013年4月24日

 

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