安藤百福(1910~2007)は1958年に「チキンラーメン」を世に出した。
1958年当時、王貞治が早稲田実業高校3年で家のラーメン屋の仕事をしていた時期である。
星飛雄馬もその出前を手傳っていた。

アメリカでも賣ろうとしたが、ドンブリと箸のない国では難しく、あるアメリカ人(番組では女性)がチキンラーメンをカップに入れ、フォークで食べて「おいしい」。
これにヒントを得て百福はカップヌードルを考えた。

1971年にカップヌードルを發賣。
1972年のあさま山荘事件で全国的に有名になった。

1973年にアメリカで發賣。

『野球狂の詩』では1973年秋から1974年春までの間、「TOヌードル」が出た。

2005年、野口宇宙飛行士が宇宙で即席麺を食べたようだ。

2007年に安藤百福が他界したとき、日本の華僑用の中文紙では「台湾出身の安藤百福が中国の麺文化を日本で育てて世界にひろめた」という紹介をしていた。

今年は安藤百福生誕100年。ショパンは生誕200年だから、安藤百福はショパンより100歳年下である。
生まれたときの日本の元号で言うと、ショパンが生まれたのは文化年間、安藤百福が生まれたのは明治末期であった。


前後一覧
2010年3/5