野比のび太年齢変遷（1年間隔）・解説1

「旧初代」～10代目　～20代目　～30代目　～40代目＋41代目
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「旧初代」とは1959年8月7日生まれののび太のことである。
これは1970年1月号の『小学四年生』に登場したのび太が、当時、小学4年生で10歳だった場合である。この「旧初代」のび太は1959年8月7日生まれになり、高校卒業および大学受験は1978年の春になる。

「旧初代」の設定は『藤子・F・不二雄大全集ドラえもん』第1巻に掲載された「未来の国からはるばると」ののび太の台詞から、この話の雑誌初出のときにのび太の大学受験が1978年だったらしいことによる。
この「旧初代」のび太は1969年4月から1970年3月まで小学4年生であり、1969年の8月7日で10歳、1970年4月から小学5年に進級し、1970年の8月7日で11歳である。

てんとう虫コミック第1巻の「未来の国からはるばると」ではのび太は1979年大学受験となっており、この場合、のび太は1970年の正月で小学3年の冬休み、満年齢で8歳であり、小学4年になったのは1970年4月、10歳になったのは1970年8月7日である。

『ドラえもん』が1970年1月号の雑誌からスタートしたので、のび太についても1970年で10歳の代を「初代」とすることにした。なお、1960年生まれで「1代目」なので、「～代目」の数字は生まれた年と下ひとけた（一桁）が常に1年ずれている。

のび太が小学生であるのは、表の上では7歳の年から13歳の年までである。もちろん、13歳の誕生日のときにはのび太はすでに中学1年生であるが、のび太は13歳になる年の3月に小学校を卒業し、その時点ではのび太はまだ12歳である。また、のび太が小学校に入学するのは7歳になる年であるが、入学は4月であり、その時点ではのび太は6歳である。したがって、のび太が小学生であるのは満年齢で6歳から12歳までの時期である。

「プロポーズ作戦」の場合、雑誌初出でのび太は小学5年生であり、「12年前」が1959年なので、作中ののび太が小学5年生であるのは1971年度であると思われる。すると、のび太は1971年8月7日で11歳なので、1960年生まれの初代のび太になる。
これがてんコミ第1巻ではのび太の学年がわからないようになっている。てんコミののび太が小学4年生に統一されているとすれば、てんコミ版「プロポーズ～」ののび太は1961年生まれになり、2代目に変更されたことになる。

「ツチノコ見つけた!」の場合、雑誌初出は1975年3月号の『小学六年生』であり、のび太は中学に上がる寸前で、ジャイアンがツチノコを見つけたのも1975年の設定であった。これがてんコミ第9巻ではのび太の学年も不確定になり、ジャイアンによるツチノコ發見は1976年に移っている。
「ツチノコ見つけた!」の雑誌初出のとき、読者はほぼ1962年度生まれであり、のび太の学年が読者と同じとすると、雑誌初出の「ツチノコ～」ののび太は1962年8月7日生まれで、3代目に相当する。

初出とてんコミで違いが明確なのが「ぼくの生まれた日」である。
雑誌初出ではのび太は1962年生まれの3代目で、1972年で10歳であった。これがてんコミ第2巻では1964年生まれ5代目、1974年で10歳になっている。
なお、5代目の1964年生まれののび太は、原作がスタートした1970年正月前後ではまだ満5歳で、1970年8月7日にやっと6歳、まだ小学校にも上がっていない時期であった。

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2010年2月　2/11

関連語句
ドラえもん　野比　のび太　玉子

参照
藤子作品関連（2010年2月～）