今日の国会。
自民党の石原伸晃(~のぶてる)議員が鳩山首相に40数個質問。
その中で「鳩山首相も日米同盟による抑止が必要と言っているが、何に対する抑止と認識しているか」という質問があった。石原議員が質問した。
これに対し、鳩山首相は基地や拉致事件、天下り、陳情、年金、個人献金等について回答したものの、少なくとも「何に対する抑止か」という一点については答えていなかった。

とにかく国会でも質疑応答については、質問者が何を質問しようと、答える側が用意されたテーマについて文を読むようでは、本当の質疑応答にならない。
なお、鳩山首相は前からの持論だったらしい「駐留なき安保」については「今は封印している」と答辯していた。

石原議員は「COP15は失敗に終わった」と言い、鳩山首相は「そうは思わない」。
「失敗」が「日本の存在感を示す」ということであれば、それは日本が主導で地球温暖化防止を勧め、地球のためになる形である必要がある。単に各国が目立つためであれば、地球のための会議が各国の国家エゴのぶつかり合いになってしまう。途上国など地球のための会議でも自国のことしか考えていない場合が多い。

この中継の最中、ニュース速報で、貴乃花親方が理事に当選したとのニュースが出た。

続いて岡田外相が答辯、アフガン支援について語っているようだ。
岡田外相からの答辯でも「どこが脅威か」について語っていない。

それにしても、最近よく言われるように、さすがに野次が多く、議長が「静粛に」と言うこともなく、答辯している人が制止する始末だ。
石原伸晃(~のぶてる)議員が再質問。外国人参政権、天下りの定義等について。時間が少なかったようだ。石原伸晃議員は外国人参政権について「まさか強行採決しないだろう」という念を押した。鳩山首相は「採決方法は議会のことなので」と明言せず。

習近平と明仁天皇の会談強行を見ると、民主党政権には外交面で危うさがある。
しかし、夏の参議院選で民主党支持を考えている人たちの多くは、外交や国の方針などそっちのけで、「生活」「自分の権利」しか眼中にないのだろう。

石原議員が民主党政権によるいわゆる「バラマキ」を批判したとき、民衆が何でも人まかせ、政府まかせになってしまう危険性を言っていたように聞こえた。
これは何でも徳川の権威に頼るしかない『水戸黄門』や『暴れん坊諸軍』の庶民と同じであろう。

散会の掛け声がまるで『笑点』である。

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2010年2/1