これらは「幕末の中村主水」が「仕事人」になったあとの裏稼業を描いた作品である。
Wikipedia 必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー
Wikipedia 必殺スペシャル・新春 大暴れ仕事人! 横浜異人屋敷の決闘
Wikipedia 必殺! ブラウン館の怪物たち

1853年 黒船来航(『仕留人』第1話「集まりて候」)
1854年 日米和親条約(『仕留人』最終回「別れにて候」)
1855年 京都御所改修工事(『仕事人、京都へ行く』?)
1856年 家定の正室・篤姫が大奥に入る(大河ドラマ『篤姫』)
1858年 安藤広重没(『大老殺し』冒頭)
___ 島津斉彬と徳川家定没(大河ドラマ『篤姫』)
1860年 桜田門外の変(『大老殺し』終盤)
1863年 清河八郎没(『横浜異人屋敷』)
1866~1867年(陰暦で1867~1868年) 慶喜が将軍(『ブラウン館』)
1868年 鳥羽・伏見の戦いで主水が佐々木只三郎を暗殺(『横浜異人屋敷』)

『大老殺し』の場合、『必殺仕事人V風雲竜虎編』の後日談なので、主水の仲間は鍛冶屋の政、かげろうの影太郎、そして、お玉に代わって加代が主水グループに復帰している。
もっとも『必殺仕事人V旋風編』で主水が1819年にオランダ商館から表彰されていたり、『風雲竜虎編』で1841年の家斉の死が描かれているらしい。これらは主水のいた世界が「文化・文政」「天保~嘉永」「幕末」の3種類に分かれていたと解釋して、別世界とすべきだろう。
└→『必殺仕事人V旋風編』『必殺仕事人V風雲竜虎編』【作品】

時代設定の上では、『横浜異人屋敷』は『大老殺し』の3年後、1863年の話であるが、一時的に1868年の鳥羽・伏見の戦いも描かれている。『大老殺し』はある意味で『仕留人』の「試して候」の「仕事人」バージョンといったところ。『横浜異人屋敷』のメンバーは主水、加代、朝吉、鍛冶屋の政、そして助っ人として参加した清河八郎であった。
『ブラウン館』は『仕事人V』のメンバーで、主水、加代、おりく、西順之助、花屋の政、組紐屋の竜だったようだ。これも天保末期を舞台にした『仕事人意外伝』や文政年間を舞台にした『必殺!III裏か表か』とは別世界の話である。

水戸・薩摩の浪士の集団は井伊大老一人を暗殺するために護衛の武士を殺傷したが、主水は井伊大老だけを刺し、追ってきた武士2名を影太郎と政が始末。仕事人は標的を必要最小限に絞る。


胸すか‏@Munasuka 怒り新党で必殺仕事人が特集されていたけど、中村主水たちが井伊大老やカスター将軍を殺害していたのを知ったよ。幕末が舞台だったんだね。カスターに関しては、時空をワープして殺害していたけど。
9:08 - 2013年3月29日:Twitterで示された日時


前後一覧
2010年1月 1/30