古代シナ戦国時代、秦が趙を滅ぼし、天下を統一する経緯を描いている。
これは言ってみれば「侵略」であるが、「侵略」はそれが成功して既成事実となれば「天下統一」とされ、正当化される。
秦によって滅ぼされた国の人たちが刺客を送って秦王(演:陳道明)を暗殺しようと謀るが、刺客の一人・無名(演:李連杰)は「天下」の大義によって、寸前で暗殺を断念し、自ら秦国の矢を受けて絶命。

 

歴史とは結果で評価が決まるご都合主義的なところがあるものだ。
ここでのちに始皇帝となる秦王は「剣」の字に19、あるいは20もの字体があること(作中では19種類だったが、作品でさらに1種類追加された)を嘆き、自分が天下を統一したら無駄な異体字を廃止すると述べていた。
少なくとも今の東アジアはその逆の道を行っている。

 

主演は李連杰(Li Lianjie、Jet Li)。木村拓哉ではない。
陳道明(Chen Daoming)が秦王(姓・諱:嬴政Ying Zheng、後の始皇帝)を演じた。
3:11 - 2017年5月3日

 

 

 

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始皇帝の「侵略」=「天下統一」の時代

 

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「剣岳」

 

 

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