『のび太のワンニャン時空伝』のフィルムコミックでは
NOBITA IN THE WAN-NYAN SPACETIME ODYSSEY という英語のタイトルがある。
WAN-NYAN は犬と猫の鳴き声なので、英語圏の作品だったら BOW-MEW または BOW-MIAOW にでもなるところか。
なお、シナ語では『大雄的猫狗时空传』になるようだ。
NOBITA IN THE WAN-NYAN SPACETIME ODYSSEY という英語のタイトルがある。
WAN-NYAN は犬と猫の鳴き声なので、英語圏の作品だったら BOW-MEW または BOW-MIAOW にでもなるところか。
なお、シナ語では『大雄的猫狗时空传』になるようだ。
「のら犬・イチの国」の場合、短編ではのび太とドラえもんが建国1000年後の「イチの国」でイチの子孫と会って別れる場面が簡単すぎていたが、『ワンニャン時空伝』では文明が發達した「イチの国」での描写がメインとなった。その反面、短編で伏線となっていた「イチの国」の遺跡の描写が割愛されたようだ。原作の短編に出ていた出木杉ものび助(のび太の父親)も映画では登場していない。
のび助は岡田康則の漫画版で1コマだけ絵が登場するが台詞はない。
のび助は岡田康則の漫画版で1コマだけ絵が登場するが台詞はない。
『のび太のワンニャン時空伝』のフィルムコミックでは巻末のキャストが書かれてある。
ここで「TVアナウンサー」の声で渡辺宜嗣(~のりぐつ)が声の出演をしているとあるが、フィルムコミックではテレビでアナウンサーが話す場面が見当たらない。
フィルムコミック15ページで、のび太とドラえもんがイチを連れて帰宅したとき、のび太の母親がテレビを観ている場面があるのだが、そのときのテレビで流れていたニュースがこの「イチの国」の遺跡のニュースで、どうもそのアナウンサーの声が渡辺宜嗣のようだ。
ここで「TVアナウンサー」の声で渡辺宜嗣(~のりぐつ)が声の出演をしているとあるが、フィルムコミックではテレビでアナウンサーが話す場面が見当たらない。
フィルムコミック15ページで、のび太とドラえもんがイチを連れて帰宅したとき、のび太の母親がテレビを観ている場面があるのだが、そのときのテレビで流れていたニュースがこの「イチの国」の遺跡のニュースで、どうもそのアナウンサーの声が渡辺宜嗣のようだ。
なお、岡田康則の作画による漫画版ではニュースの場面が19ページに1コマだけ描かれ、テレビを見ているのは玉子とのび助である。
雌猫の歌手・シャミーの声がかないみかで、歌のときは島谷ひとみの「YUME日和」が流れ、それで島谷ひとみは雌犬・チーコの声という複雑な配役である。
なお、ラストシーンでのび太とイチ、ドラえもんとシャミーの別れの場面はフィルムコミックにあったが、静香、スネ夫、ジャイアンがそれぞれ知り合いの犬たちと別れる場面はフィルムコミックで割愛されているようだ。
フィルムコミックの42ページでドラえもんたちが「1000年後のイチの国」に到着したとき、ドラえもんの台詞「設定した3億年から千年後になってる…!!」は「設定した3億年前から千年後~」とすべきであろう。本のままではのび太たちの21世紀から1000年後と誤解される可能性がある。
フィルムコミックの44ページでドラえもんが「たった千年でここまで進化するなんて…」と言っていることから、イチが送り込まれた3億年前の時代から1000年後だとわかる。
すると、ちょうど3億年前から1000年後だと2億9999万9000年前であるが、これはほぼ3億年前と解釋していい。だから遺跡が發見された21世紀(映画出の設定)でも「3億年前の遺跡」と認識されたのだ。
-300000000
+_______1000
-299999000
フィルムコミックの44ページでドラえもんが「たった千年でここまで進化するなんて…」と言っていることから、イチが送り込まれた3億年前の時代から1000年後だとわかる。
すると、ちょうど3億年前から1000年後だと2億9999万9000年前であるが、これはほぼ3億年前と解釋していい。だから遺跡が發見された21世紀(映画出の設定)でも「3億年前の遺跡」と認識されたのだ。
-300000000
+_______1000
-299999000
岡田康則の作画による漫画では52ページでドラえもんが「2億9999万9000年前」とはっきり言っている。
これは四捨五入して「3億年前」と解釋していい時代だ。
これは四捨五入して「3億年前」と解釋していい時代だ。
イチの声が林原めぐみで、かないみかとは『アイドル天使ようこそようこ』でも共演している。
ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫は「わんにゃんごっこつけ耳」で犬や猫に変身。
「動物変身ビスケット」を使わなかったのは、ビスケットの変身には時間制限があるからであろう。
ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫は「わんにゃんごっこつけ耳」で犬や猫に変身。
「動物変身ビスケット」を使わなかったのは、ビスケットの変身には時間制限があるからであろう。
映画での「イチの国」であるワンニャン世界(ワールド)のエネルギーはノラジウムで、これはネコジャラに奪われ、このノラジウムは水没して効果がなくなった。それでも、のびたをモデルにした神像がノラジウムでできていたため、それを使って避難用の宇宙船は發射できた。
のび太、イチ、ドラえもんたちがのび太像を宇宙空港まで運ぶとき、ネコジャラから妨害を受け、ドラえもんがビッグライトでのび太のけん玉の玉を巨大化させて武器にしたが、初めからどこでもドアやスモールライトなど道具を使わなかったのが不思議である。
タイムマシンが壊れたとき、タイムふろしきや復元光線を使えばいいはずで、岡田版では静香がそれを言っていたが、ドラえもんはそのとき、持ち合わせていなかった。
のび太、イチ、ドラえもんたちがのび太像を宇宙空港まで運ぶとき、ネコジャラから妨害を受け、ドラえもんがビッグライトでのび太のけん玉の玉を巨大化させて武器にしたが、初めからどこでもドアやスモールライトなど道具を使わなかったのが不思議である。
タイムマシンが壊れたとき、タイムふろしきや復元光線を使えばいいはずで、岡田版では静香がそれを言っていたが、ドラえもんはそのとき、持ち合わせていなかった。
漫画版の巻末には岡田康則の作画によるイチのサイドストーリーが掲載されている。
「のら犬・イチの国」の短編でないところが少し意外だったが、これは2010年4月1日号の『コロコロコミック』増刊号に収録されている。
「のら犬・イチの国」の短編でないところが少し意外だったが、これは2010年4月1日号の『コロコロコミック』増刊号に収録されている。
8年半前の映画。林原めぐみさんとかないみかさんはこの作品でも共演していた。島谷ひとみさんの役割が少しややこしいか。
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漢字掄原点回帰II>『ドラえもん』の翻譯比較4(のら犬「イチ」の国)