___________ (1979年テレ朝アニメスタート)
00周年_01年目_第01作 のび太の恐竜(1980)…同時上映『モスラ対ゴジラ』
01周年_02年目_第02作 のび太の宇宙開拓史(1981)…この年から2004年まで同時上映が藤子作品
_______________________└→夏に『ぼく、桃太郎のなんなのさ』公開
02周年_03年目_第03作 のび太の大魔境(1982)
03周年_04年目_第04作 のび太の海底鬼岩城(1983)
04周年_05年目_第05作 のび太の魔界大冒険(1984)
05周年_06年目_第06作 のび太の宇宙小戦争(1985)
06周年_07年目_第07作 のび太と鉄人兵団(1986)
07周年_08年目_第08作 のび太と竜の騎士(1987)
08周年_09年目_第09作 のび太のパラレル西遊記(1988)
09周年_10年目_第10作 のび太の日本誕生(1989)…公式にはこれが「映画ドラえもん10周年」
_____________________└→同時上映『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』
10周年_11年目_第11作 のび太とアニマル惑星(1990)…実際はこれが「映画ドラ10周年」
11周年_12年目_第12作 のび太のドラビアンナイト(1991)
12周年_13年目_第13作 のび太と雲の王国(1992)
13周年_14年目_第14作 のび太とブリキの迷宮(1993)
14周年_15年目_第15作 のび太と夢幻三剣士(1994)
15周年_16年目_第16作 のび太の創世日記(1995)…同時上映『2112年ドラえもん誕生』
_____________________└→2002年まで『ザ☆ドラえもんズ』同時上映
16周年_17年目_第17作 のび太と銀河超特急(1996)
17周年_18年目_第18作 のび太のねじ巻き都市冒険記(1997)
18周年_19年目_第19作 のび太の南海大冒険(1998)…同時上映『帰ってきたドラえもん』
19周年_20年目_第20作 のび太の宇宙漂流記(1999)…公式にはこれが「映画ドラ20周年」
_______________________└→同時上映『のび太の結婚前夜』
20周年_21年目_第21作 のび太の太陽王伝説(2000)…実際はこれが「映画ドラ20周年」
21周年_22年目_第22作 のび太と翼の勇者たち(2001)
22周年_23年目_第23作 のび太とロボット王国(2002)…同時上映『ぼくの生まれた日』
________└→『ザ☆ドラえもんズ』はこの年の『ゴール!ゴール!ゴール!!』が最終作
23周年_24年目_第24作 のび太とふしぎ風使い(2003)
24周年_25年目_第25作 のび太のワンニャン時空伝(2004)…「映画25周年記念作品」
25周年_26年目____ (声優交代)
26周年_27年目_第26作 のび太の恐竜2006
27周年_28年目_第27作 のび太の新魔界大冒険(2007)
28周年_29年目_第28作 のび太と緑の巨人伝(2008)
29周年_30年目_第29作 新・のび太の宇宙開拓史(2009)
30周年_31年目_第30作 のび太の人魚大海戦(2010)…公式にはこれが「映画30周年」
31周年_32年目_第31作 新・のび太と鉄人兵団(2011)
32周年_33年目_第32作 のび太と奇跡の島(2012)
33周年_34年目_第33作 のび太のひみつ道具博物館(2013)
34周年_35年目_第34作 新・のび太の大魔境(2014)…夏に『STAND BY ME ドラえもん』公開
35周年_36年目_第35作 のび太の宇宙英雄記…映画ドラ35周年、わさドラ10周年
36周年_37年目_第36作 新・のび太の日本誕生…『のび太の恐竜2006』から10年

 

映画の『ドラえもん』は1980年に『のび太の恐竜』で始まり、2010年で30周年、30作目である。
2005年に映画が上映されなかったので26周年以降は「~周年」と「第~作」の数字が一致するようになった。多くの場合、「~周年」と「~年目」は混同される。

 

1970年代、『ドラえもん』は小学館の学習雑誌に連載されていた原作がメインで、アニメは1973年に日テレで放送されたものが半年で修了。1974年からはてんとう虫コミックスの単行本が加わり、1977年からは『コロコロコミック』創刊で、『ドラえもん』は原作の時代だった。当時の小学生は学習雑誌、てんコミ、『コロコロ』で『ドラえもん』を読んでいた。学年ごとにページ数も内容も徐々に変わるが、小学校に行けば『小一』から『小六』までひととおり読むことができた。

 

1979年春にテレビ朝日でアニメの『ドラえもん』が復活。過去9年余りの原作をテレビでアニメ化していた。それが1年後に「のび太の恐竜」を映画化した作品が公開された。

 

1980年代以降、『ドラえもん』は原作メインからアニメ中心に移ったように見える。特に1996年の藤子・F・不二雄没後はテレビと映画のアニメが『ドラえもん』の中心として作られていった。
むしろ今では映画『ドラえもん』がこの作品の歴史を人気を作っているようにも見える。

 

『コロコロコミック』2010年4月増刊号、映画のもとになった短編の特集では、映画の紹介もある。
それを観ると1989年の『日本誕生』が「映画10周年」、1999年の『宇宙漂流記』が「20周年」、そして2010年の『人魚大海戦』が「30周年」となっている。「30周年」が「20周年」の11年後というのも奇妙ではある。これはテレ朝のアニメの10周年・20周年とアニメの10周年・20周年が混同されたか、映画の10年目・20年目と10周年・20周年が混同された結果だろう。
『日本誕生』の漫画本でも藤子・F・不二雄が「大長編ドラえもんはこの『日本誕生』で10周年」としている。

 

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2010年1月 1/15