「古道具競争」の場合、てんコミ第1巻ではラジオが1974年製だったが、『大全集』では1970年製であった。「古道具競争」は『小三』70年7月号掲載らしい。

 

「おばあちゃんのおもいで」は『小三』70年11月号で、のび太3歳の時代が「6年前」、つまり小学生ののび太は9歳である。

 

 

これらの作品ののび太は掲載時期において雑誌と同じ学年であれば1961年生まれ。松田聖子より1歳上、若田宇宙飛行士より2歳上である。
ただ、松田聖子は1962年3月10日早生まれなので、1961年生まれののび太と同学年である。

 

 

「ママのダイヤを盗み出せ」は『小六』73年7月号掲載と判明。
└→『ドラえもん』第7巻「ママのダイヤを盗み出せ」が描く歴史

 

 

「古道具競争」では野比家が一時、竪穴式住居に取り替えられ、次に未来風の家になった。
のび吉が1910年に庭に埋めていた浮き輪を入れた箱や巻物は無事だっただろうが、のび左エ門が1826年に残した巻物はのび助が押し入れに保管していたので、家が交換されたとき、持って行かれた可能性がある。それがもとに戻っているということは、未来の骨董品屋(「珍品堂?」)が苦労して買い手に返金して家を取り戻し、野比家に返却したことになる。

 

 

野比家の場所は江戸時代から変っていなかったようだが、なぜかのび太が大人になった「25年後」でマンションに引っ越し、のび太の家があった場所は公衆トイレになった。この描写は「のび太のおよめさん」にあるもので、時代設定が1970年代前半とすると、25年後は1995年から99年までである。1999年に映画『のび太の結婚前夜』が公開されたが、この場合、のび太少年時代が1999年なのか、のび太が結婚した時期(「雪山のロマンス」の直後だと14年後か)なのか不明である。1977年『小六』3月号の「りっぱなパパになるぞ!」では25年後が2002年であった。

 

 

野比家が引っ越したとき、先祖が残した物は地下に埋もれていた物も含めてきちんとマンションに移されたのか気になるところである。

 

 

2015年06月15日(月)
@0dake ドラえもんは22世紀から来たネコ型ロボットで、今のアニメではのび太の少年時代は21世紀です。古道具競争で「21世紀で古道具コレクションが盛ん」とあったようですが、てんコミでも大全集でも今では「二十二世紀」になってます。
09:11:53
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@0dake ドラえもんの連載開始は実質1970年(69年12月)でしたが。ドラえもん誕生が「2112年9月3日」と設定されたのは少し後の話で、1976年のてんコミ11巻からでしょう。原作の第1話数種類を見ると未来の設定は大雑把で、後から設定が確立したんでしょう。
posted at 09:14:59

 

 

@k_asahara 古道具の競争が盛んな時代がドラえもんの本来の時代とは限りませんが、まあスタッフが合わせたんでしょう。今ではてんコミ1巻でも大全集でもこの台詞は「二十二世紀」になってます。今のアニメではのび太の小学生時代は21世紀で、去年のアニメでは時代設定は2014年でした
posted at 09:17:29

 

 

@k_asahara それは相当初期の単行本でしょう。ドラえもんが22世紀のロボットと特定されたのも連載開始後数年ですから。最近ではのび太の小学生時代は21世紀で、これもご存じでしょうが、のび太のママが7歳だったのは1980年代前半で、松田聖子のサイン会があった設定になっています。
9:56 - 2015年6月15日
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大全集が雑誌掲載当時の台詞をそのまま載せているかどうか怪しい。錯覚かも知れないが「ドラえもんの大予言」にあった「二十二世紀のマジックハンド」の台詞も「21世紀~」だったんじゃないかと考えたくなる。
15日10:05
2015年6月15日10:0410:05

 

 

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