ドラえもんは身長129.3cm、体重129.3kg、胸圍129.3cmである。
もっとものび太がドラえもんをかついで運ぶ場面、鼠に驚いたドラえもんが人間の頭に乗る場面、のび太の上の押入れの上段で寝ているところなどから、実質は反重力機能で小学生レベルの重さになっていると推定できる。

129.3はもともと原作が始まった当時の小学生の身長から来ているらしい。
それで生年月日も2112年9月3日になっている。
西暦2100年代で、下ふたけたが12、それで日付で9と3である。

それなら「2012年9月3日」でも「2129年3月某日」でもよかったはずだ。

セワシはのび太の孫である。
1970年当時で10歳ののび太は1960年生まれ、25年間隔で次の世代が生まれたとすると、のび太の息子・ノビスケは1985年生まれ、のび太の孫は2010年生まれである。するとセワシがのび太の孫であれば2012年で2歳ということになる。

一方、のび太のひ孫は2035年生まれ、のび太の孫の孫は2060年生まれになる。
30年間隔でものび太の孫の孫は2080年生まれ。これでは1293という数字を使うことができなくなる。

セワシが2115年生まれの場合、2129年ではセワシは14歳。ドラえもんがセワシのもとに来たとき、セワシは赤ん坊だったはずだが、ドラえもんが2129年完成だと、セワシは中学生の年齢になってしまう。

25年間隔だとセワシが2115年生まれの場合、のび太は2015年生まれになる。
セワシを2130年ごろに生まれたとすると、セワシはのび太の孫の孫ではすまなくなる。

したがって、129.3という数字を生かすなら、「セワシがのび太の孫で2010年生まれ、ドラえもん2012年月3日完成」とするか、「セワシがのび太の孫の孫で2115年生まれ、ドラえもん2012年9月3日完成」のいずれかということになる。

てんコミ第11巻「ドラえもん大事典」と第21巻「未来の町にただ一人」をもとにすると、22世紀におけるドラえもんの経歴はこうなっている。
2112年 9月3日 ロボット工場で生まれる
2115年 1月19日 セワシの家へ(ドラえもん2歳)
2119年 3月7日 ガールフレンドとハイキング(6歳)
2122年 8月30日 昼寝の最中、鼠に耳をかじられる(9歳)
2122年 9月2日 見舞いに来たガールフレンドがドラえもんの顔を見て大笑い
2122年 9月3日 ドラえもん10歳
2125年 夏休み 原子炉が故障し、20世紀から急遽帰還、工場で修理

個人的に『ドラえもん』の世界観の基本は1970年代にできたと思うので、1995年に『2112年ドラえもん誕生』としてアニメと連動してできた設定は無視することにする。
ちなみに2125年9月3日でドラえもんは13歳のはずである。

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