2009年11月15日、フジテレビで『サザエさん』のアニメとドラマの特番が放送された。

1969年、アポロ月着陸の直前に磯野家にカラーテレビが来た。
磯野家(厳密には磯野家とフグ田家)がテレビを前に集合。

磯野波平┳フネ
__┏━╋━━┓
__┃_┃__サザエ┳フグ田マスオ
__┃_カツオ___タラオ
__ワカメ

1969年秋のアポロ月着陸当時、『巨人の星』の世界では星飛雄馬が大リーグボール2号を編み出す寸前だった。
そして1970年は大阪万博の年。
アニメでは大阪万博を見学している(と思われる)サザエさんたち一家の様子が描かれていた。

1970年初め、中日のオズマが帰国し、中日の星一徹コーチが巨人の伴宙太をトレードする計画を記者団に公表。一方で、東京の野比家ではドラえもんが居候を開始した。
1970年当時ののび太はカツオやワカメとほぼ同世代であろう。

サザエはアニメの設定で24歳らしい。1969年で24歳なら1970年で25歳。1945年生まれであるから2010年で65歳になる。
www.fujitv.co.jp/b_hp/sazaesan/sazaesan_cast.html

一方、もし西暦2009年を舞台にした『サザエさん』が作られたとして、サザエが2009年で24歳なら、2010年で25歳、逆算すれば生まれたのは1985年生で、つくば博開催の年。1970年大阪万博から15年後に生まれたことになる。
なお、1970年当時、小学生だったカツオ、ワカメは1985年には作中のマスオ、サザエと同じくらいの年齢になっていたはずだ。

もし、時代設定を1984年当時にした『サザエさん』があれば、そのサザエは1984年で24歳、85年で25歳、1960年生まれになり、1969年当時で9歳、1970年で10歳、2010年では50歳ということになる。
なお、『ドラえもん』原作スタート当時ののび太が1970年8月7日で10歳だったとすれば、1960年生まれであり、この「1985年で25歳」の世代と一致する。

ここで、野口悠紀雄氏が『「超」リタイア術』で採用している波平54歳、フネ50歳(本当は50代だが50プラス何歳かはっきりしない)、サザエ24歳、カツオ11歳、ワカメ9歳、タラオ3歳という設定にもとづいて考えてみる。
2009年11月16日に1969年、1970年、2009年、2010年においてそれぞれ設定上の年齢だった場合の、磯野家の年齢変遷を表記してみた。

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