中日ドラゴンズの1970年代

オズマ帰国にともない、中日は伴宙太を巨人から獲得。一徹は「中日優勝のためなら大LB2号も3号も4号も叩く」と宣言。ただ、伴は代打要員で正捕手は木俣。

開幕第1戦(4月10日または11日)、中日の小川健太郎投手が得意の背面投げを使用(最初に使ったのは前年の下半期)。アニメでは星野仙一が登板。伴は高木守道の代打で大LB2号を打つが「慟哭のブロックサイン」の結果、投飛→1塁併殺。金田「豪打・高木守道に代わって補欠をピンチヒッターにするとは、わしはもう頭がおかしゅうなったわい」。この試合、原作では勝敗不明だが、アニメでは星野仙一の球を王が打って巨人の勝利。21世紀初めになって、WBC監督人事における星野仙一と星野仙一の立場を考えると奇妙な因縁である。

東京でのオールスター「屈辱の"夢の球宴"」に伴は出場せず、一徹と客席で観戦。次の大阪での球宴で飛雄馬は大LB3号を開發。

後半戦になると、伴は対広島戦で本塁打を打つなど、一時代打成功率6割強。アナウンサー「来季は正捕手争いで木俣も油断禁物」(しかし、その「来季」が来る前に伴は引退していた)。

巨人・中日戦で伴は木俣の代打で出るが、大根切りで三振。解説者「木俣ほどの打者を代える必要があるのでしょうか」。

最後の巨・中戦では原作は中日球場でアニメでは後楽園球場。最終回の代打が伴で、1塁アウト。飛雄馬が完全試合。原作では判定が揺れ、水原監督は代走を宣言するが、一徹は負けを認める。
飛雄馬は左腕を破壊して失踪。
└→左腕投手・星飛雄馬の最後の試合

シーズン終了後、「星飛雄馬の去った球界に用なし」ということで、星一徹と伴宙太が退団。

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08年9/15
09年10/30