「この絵600万円」におけるのび助は何歳かI

『藤子・F・不二雄大全集ドラえもん2』333ページを観ると「この絵600万円」では昭和24年(1949年)が23年前とされている。
てんコミ第6巻では1949年が「25年前」なので時代設定は1974年だが、もともとは1949年が「23年前」だから時代設定が1972年だったことがわかる。

すると1972年でのび太が10歳なら1962年生まれ。
のび太が10歳のときのび助が36歳とすると1972年で36歳だから1936年生まれ。
するとのび助は1949年当時で満13歳、中学1年生である。

これで問題が解決した。
ちなみに、のび助が1949年当時で13歳以上だとすると、1974年当時は38歳以上、1949年で14歳なら1974年で39歳になる。

『大全集』で『ドラえもん』の時代設定に関する疑問がいくつか解けた。
「ツチノコ見つけた!」の場合、てんコミではジャイアンがツチノコを見つけたのが1976年となっているが、『大全集』では1975年。
なお、『大全集』の「ツチノコ~」ではのび太がもうすぐ中学生になるころだったので、1975年で12~13歳とすれば1962~1963年生まれだったことになる。

また、この『大全集』に収録されている「ぼくの生まれた日」ではのび太が昭和37年(1962年)8月7日生まれになっている。
この場合、ドラえもんと同居を始めた1970年の正月でのび太が7歳と5箇月くらいなので、小学1年生だったことになる。

初期ののび太は松田聖子(1962~)、若田宇宙飛行士(1963~)と同世代である。

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