必殺シリーズの主題歌歌手 

前期必殺シリーズでは出演者以外の歌手が主題歌を歌っており、西崎みどり、川田ともこといった歌手が作品にゲスト出演することがたまにあったくらいである。名前のあとの「(客)」がゲスト出演を表す。『仕業人』の西崎みどりゲスト出演は Wikipedia の情報による。

 

後期必殺で恒例となった「レギュラー出演者が主題歌を歌う」というスタイルの最初は、意外なことに低視聴率でマニアックな作品とされる『翔べ!必殺うらごろし』の和田アキ子である。

 

 

『仕事人』の金沢明子は非出演者だったが、『仕舞人』の本田博太郎から『仕切人』の中条きよしまでレギュラー出演者が歌うことが続いた。その後、レギュラーによる主題歌歌唱は『激突!』の藤田まこと、映画『勇次』の中条きよし、『仕事人2009』の The SHIGOTONIN と続いている。
『仕事人2007』の場合は「荒野の果てに」の楽器演奏版が使われ、主題歌は存在しなかった。
出演者以外の歌手が歌ったケースは金沢明子あとにしばらく途絶え、『仕事人V』『橋掛人』の藤田絵美子で復活。『剣劇人』のテン・リー、『主水死す』の葛城ユキに受け継がれた。

 

 

挿入歌では最初が主題歌と同じ歌手か、曲作りの関係者、後期で出演者という具合である。
『仕事屋稼業』で主題歌と同じく小沢深雪が「夜空の慕情」を歌っており、「さすらいの唄」と並ぶ2番目の仕置きのテーマ曲となっていた。
『仕業人』では「西陽の当たる部屋」を作詞者である荒木一郎自身が歌い、『新仕置人』でも火野正平「想い出は風の中」と「海」を歌っており、その後は「仕事人」シリーズで三田村邦彦、中条きよし、京本政樹、麻丘めぐみといった出演者が歌っていた。

 

 

西崎みどりは『仕業人』のときまでは非出演者で、立場は単なる主題歌歌手だったが、『新仕舞人』でレギュラー兼主題歌歌手となった。『橋掛人』で出陣のときにかかる挿入歌「もどり道」も歌っている。

 

 

前後一覧
09年9月末