女子テニスで杉山愛と対戦していた中国人の選手の名が、画面では Zheng になっていた。
画面では Zheng という表記のみで、漢字が表記がない状態。それで、日本人アナウンサーが「テイ・ケツ」と言っていると、「テイ」は「鄭」と推察てきるが「ケツ」がわからず、どうも不便だ。
あとで確認すると「鄭潔」Zheng Jie であった。
中国人は「杉山愛」を Shanshan Ai と読むだろうから、Sugiyama が何かわかりづらいはずだ。

 

「鄭」Zheng であれば、歌手の「サミー・チェン」と同じ姓である。
英語で Sammi Cheng、シナ語で「鄭秀文」Zheng Xiuwen である。

 

また、周杰倫(Zhou Jielun)の名前の「杰」jie は「傑」の簡体字である。
それでは、「周杰倫」と「周傑倫」のどちらが適切か。日本では人名の漢字について、略字かそうでないかというところまで極度に気にする傾向があるが、漢字の本場・中国では気にしないようだ。

 

杉山愛は現役最後の大会らしい。
伊達公子が復帰したあととは、何とも皮肉な話である。
卓球の「愛ちゃん二世」「三世」のように、マスコミは選手を先人と比較したがる。
この大会に出た森田選手も「杉山の後継者」と言われていた。

 

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2009年9/27前後 9/28