のび太からセワシまで25年間隔の各世代年齢変遷・解説 

一世代が25年の場合、孫の孫は「100歳年下」である。のび太が1960年生まれだと、孫の孫は2060年生まれ。のび太が2000年生まれなら孫の孫は2100年生まれである。
セワシが名実ともにのび太の孫の孫になるのはのび太が2015年ごろに生まれたときだ。
セワシにとってのび太は4代前の祖先であり、25年を4倍すると100年だから、のび太の生まれた年はセワシのそれの100年前になる。セワシが2115年生まれなら、祖父の祖父であるのび太は2015年に生まれることとなる。
のび太が2015年生まれとすると、こののび太は2025年で10歳、2026年で11歳。
2040年で25歳で、このときにノビスケが生まれ、2050年でのび太35歳でノビスケ10歳(下注釋)。

では、一世代30年だとどうなるか。その場合、30年の4倍は120年。孫の孫は「120歳年下」だ。
のび太が1960年生まれだと、孫の孫は2080年生まれ。のび太が2000年生まれなら、孫の孫は2120年生まれである。
すると、ドラえもんがセワシの家にきたとき、のび太の孫の孫は生まれておらず、ドラミたちと一緒の近未来では、のび太の孫の孫はたったの5歳になってしまう。
これを作中のセワシと同じ10歳くらいにするには、のび太の生まれた年を5歳だけ、過去の方向にずらせばいい。

のび太が1995年生まれであればいいのだ。その場合、一世代30年とすれば、孫の孫は2115年生まれになり、生まれた年がセワシのそれと一致する。
また、のび太が1995年生まれで一世代25年であれば、孫の孫は2095年生まれ、2115年で20歳の成人に達しているはずだ。
「1995年生まれののび太」は2005年で10歳。2006年で11歳だから、2006年のアニメののび太がこれに相当する。こののび太は2006年にドラマ『レガッタ』のロケ中だった相武紗季を目の当たりにしたわけだが、この相武紗季が「初代」のび太の息子と同世代というのも奇遇である。
「1995年生まれののび太」は『緑の巨人伝』が公開された2008年3月に小学校を卒業した。2020年で25歳、2025年で30歳、2030年で35歳である。

前後一覧
09年9/22 9/23 12/2

関連語句
ノビスケ セワシ


注釋
2050年でのび太35歳でノビスケ10歳
一方、1960年生まれの「初代」のび太は2015年で55歳。ドラえもんと同居を始めてから45年後である。
この「1960年生まれののび太」は2040年で80歳となり、2050年では90歳。このあたりで人生の終末を迎えるであろう。なお、作品では2045年、ツチノコがブームとなり、1976年の時代からタイムマシンでやってきたのび太(1966年生まれか)とドラえもんがツチノコを入手した。
ちなみに、2009年のアニメでは「30年後ののび太の町」の予想図を視聴者から募集していた。これが放送時期から30年後とすると2039年。2009年のアニメに出てくる「1998年生まれののび太」は2039年には41歳でまだ働き盛りだろうが、原作開始当時の「1960年生まれののび太」は西暦2039年で79歳。すでに人生の黄昏(たそがれ)を迎えるころであろう。


参照
主な『ドラえもん』関連記事(2009年9月3日~)