┌文化・文政時代から幕末までの裏稼業のメンバー
↓
『仕事人V』と『激闘編』、さらに『旋風編』と『風雲竜虎編』は明らかにつながっているが、ここでは分けて考えた。『仕事屋』→『商売人』または『大集合』→『アヘン戦争』、あるいは『仕置屋』→『仕業人』→『新仕置人』→『商売人』というつながりを考えると、この流れは文政と天保の2種類になる。前後の関連から類推することを余りやりすぎると、全作品を文化・文政、天保、幕末に3つ以上書くことになってしまう。
↓
『仕事人V』と『激闘編』、さらに『旋風編』と『風雲竜虎編』は明らかにつながっているが、ここでは分けて考えた。『仕事屋』→『商売人』または『大集合』→『アヘン戦争』、あるいは『仕置屋』→『仕業人』→『新仕置人』→『商売人』というつながりを考えると、この流れは文政と天保の2種類になる。前後の関連から類推することを余りやりすぎると、全作品を文化・文政、天保、幕末に3つ以上書くことになってしまう。
『仕事人』無印から『新仕事人』までを天保の箇所に書いたのは、あくまで『仕置屋』と『アヘン戦争』の間からの類推で、この表を観ればわかるとおり、『仕事人』の続編や映画の時代設定は文化・文政から幕末までに点在している。
『大集合』に棺桶の錠が登場しているので、『仕置人』も天保に一つ設定すべきであろうが、少なくとも『仕置屋稼業』の前だから1841年か、それより前であろう。
『仕置人』『仕業人』『商売人』『新仕置人』について文政、『仕置屋』について天保のみ記すとこうなる。
文化・文政
前期必殺(『仕事人』の前)
文政______中村主水、念仏の鉄、錠、おきん、半次(+天神の小六)・・・『仕置人』
文政?______清兵衛、中山文十郎、辻平内、為吉、利吉、島帰りの龍・・・『助け人』
文政______主水、又衛門、剣之介、お歌、捨三・・・『仕業人』(脚本)
文化・文政?___主水、鉄、己代松、正八、おてい(+虎、死神)・・・『新仕置人』
________主水、新次、おせい、正八・・・『商売人』(河内山宗俊登場)
↓
後期必殺
1819年_____主水、鍛冶屋の政、夜鶴の銀平、西順之助、お玉・・・『旋風編』
1820年_____主水、渡辺小五郎、涼次、源太、花御殿のお菊・・・『仕事人2007』
________主水、鍛冶屋の政、組紐屋の竜、壱、参、加代、秀・・・『裏か表か』
1821年_____主水、渡辺小五郎、涼次、源太→匳(れん)、お菊・・・『仕事人2009』
1821年?_____渡辺小五郎、涼次、匳、お菊、カルタの力(りき)・・・『仕事人2010』
1828~1829年__主水、市兵衛、鶴、清吉、慎次、加代、千葉周作・・・『春雨』
前期必殺(『仕事人』の前)
文政______中村主水、念仏の鉄、錠、おきん、半次(+天神の小六)・・・『仕置人』
文政?______清兵衛、中山文十郎、辻平内、為吉、利吉、島帰りの龍・・・『助け人』
文政______主水、又衛門、剣之介、お歌、捨三・・・『仕業人』(脚本)
文化・文政?___主水、鉄、己代松、正八、おてい(+虎、死神)・・・『新仕置人』
________主水、新次、おせい、正八・・・『商売人』(河内山宗俊登場)
↓
後期必殺
1819年_____主水、鍛冶屋の政、夜鶴の銀平、西順之助、お玉・・・『旋風編』
1820年_____主水、渡辺小五郎、涼次、源太、花御殿のお菊・・・『仕事人2007』
________主水、鍛冶屋の政、組紐屋の竜、壱、参、加代、秀・・・『裏か表か』
1821年_____主水、渡辺小五郎、涼次、源太→匳(れん)、お菊・・・『仕事人2009』
1821年?_____渡辺小五郎、涼次、匳、お菊、カルタの力(りき)・・・『仕事人2010』
1828~1829年__主水、市兵衛、鶴、清吉、慎次、加代、千葉周作・・・『春雨』
天保前期
前期必殺(非主水のみ)
1832年_____花乃屋仇吉、藤兵ヱ、夢屋時次郎、仕掛の天平、とんぼ・・・『からくり人』
↓
後期必殺
1833年_____秀、香車の東吉、綾麻呂、桂馬のお銀(元締めは省略)・・・『まっしぐら!』
1835年_____主水、鍛冶屋の政、組紐屋の竜、加代、壱、弐、参・・・『激闘編』(第17話)
1839年_____仇吉、藤兵ヱ、時次郎、とんぼ、天平・・・『からくり人』
1837~1841年?__主水、鍛冶屋の政、その他・・・『春日野局』(家斉大御所時代)
1841年_____主水、政、かげろうの影太郎、お玉・・・『風雲竜虎編』(家斉没)
前期必殺(非主水のみ)
1832年_____花乃屋仇吉、藤兵ヱ、夢屋時次郎、仕掛の天平、とんぼ・・・『からくり人』
↓
後期必殺
1833年_____秀、香車の東吉、綾麻呂、桂馬のお銀(元締めは省略)・・・『まっしぐら!』
1835年_____主水、鍛冶屋の政、組紐屋の竜、加代、壱、弐、参・・・『激闘編』(第17話)
1839年_____仇吉、藤兵ヱ、時次郎、とんぼ、天平・・・『からくり人』
1837~1841年?__主水、鍛冶屋の政、その他・・・『春日野局』(家斉大御所時代)
1841年_____主水、政、かげろうの影太郎、お玉・・・『風雲竜虎編』(家斉没)
天保後期~嘉永
前期必殺
1841年以降___主水、おこう、市松、印玄、捨三・・・『仕置屋』(天保の場合)
↓
後期必殺
1841年以降___主水、加代、三味線屋(演:田村亮)、鶴、駒吉、剃刀の辰・・・『江戸警察』
1842年_____主水、加代、おりく、秀、勇次、順之助、錠・・・『アヘン戦争』
1840年代?____主水、秀・・・『香港・マカオ』
1843~1844年___主水、加代、おりく、花屋の政、組紐屋の竜、順之助・・・『意外伝』
1842~1851年?__お国、勇次、新吉、虎田龍之助、お清、日増(スキゾー)・・・『仕切人』
1844年_____主水、加代、三味線屋(演:田村亮)、鶴、平手造酒(ひらてみき)・・・『江戸警察』
________泣き節お艶、ブラ平、塩八、小駒、高野長英・・・『新からくり人』
1849年まで___出雲のお艶、宇蔵、唐十郎、鈴平、うさぎ・・・『からくり人・富嶽百景』
1849~1851年__主水、秀、勇次・・・『主水死す』
前期必殺
1841年以降___主水、おこう、市松、印玄、捨三・・・『仕置屋』(天保の場合)
↓
後期必殺
1841年以降___主水、加代、三味線屋(演:田村亮)、鶴、駒吉、剃刀の辰・・・『江戸警察』
1842年_____主水、加代、おりく、秀、勇次、順之助、錠・・・『アヘン戦争』
1840年代?____主水、秀・・・『香港・マカオ』
1843~1844年___主水、加代、おりく、花屋の政、組紐屋の竜、順之助・・・『意外伝』
1842~1851年?__お国、勇次、新吉、虎田龍之助、お清、日増(スキゾー)・・・『仕切人』
1844年_____主水、加代、三味線屋(演:田村亮)、鶴、平手造酒(ひらてみき)・・・『江戸警察』
________泣き節お艶、ブラ平、塩八、小駒、高野長英・・・『新からくり人』
1849年まで___出雲のお艶、宇蔵、唐十郎、鈴平、うさぎ・・・『からくり人・富嶽百景』
1849~1851年__主水、秀、勇次・・・『主水死す』
幕末
前期必殺
1853~1854年__主水、糸井貢、大吉、おきん、半次・・・『仕留人』
↓
後期必殺
1858~1860年__主水、鍛冶屋の政、かげろうの影太郎、何でも屋の加代・・・『大老殺し』
1863年_____主水、鍛冶屋の政、蝶々の朝吉、加代、清河八郎・・・『横浜異人屋敷』
1866(~1867年?)_主水、花屋の政、組紐屋の竜、おりく、加代、順之助・・・『ブラ館』
1868年_____おりく、土左ヱ門(~佐~) 、直次郎、新之介、おいね・・・『血風編』
前期必殺
1853~1854年__主水、糸井貢、大吉、おきん、半次・・・『仕留人』
↓
後期必殺
1858~1860年__主水、鍛冶屋の政、かげろうの影太郎、何でも屋の加代・・・『大老殺し』
1863年_____主水、鍛冶屋の政、蝶々の朝吉、加代、清河八郎・・・『横浜異人屋敷』
1866(~1867年?)_主水、花屋の政、組紐屋の竜、おりく、加代、順之助・・・『ブラ館』
1868年_____おりく、土左ヱ門(~佐~) 、直次郎、新之介、おいね・・・『血風編』
主水シリーズが何かわかりやすくするため、「主水」を太字にした。己代松は必殺関連本によっては巳代松とも書かれる。
1820年(文政3年)の時代を扱った『裏か表か』と『仕事人2007』については、話の流れで言えば『裏か表か』を先にするのが自然であり、その順序にしているところもあるが、『裏か表か』は文政3年4月、『2007』は同年2月の話であり、ここでは『2007』を先にしてみた。
1820年(文政3年)の時代を扱った『裏か表か』と『仕事人2007』については、話の流れで言えば『裏か表か』を先にするのが自然であり、その順序にしているところもあるが、『裏か表か』は文政3年4月、『2007』は同年2月の話であり、ここでは『2007』を先にしてみた。