My Yahoo!など


東京MXテレビで2009年9月26日と23日に再放送。
「侍魂対インディアン魂」ではエンディングが後期のそれになっている。本放送でそうだったのか、再放送での編集か、細かいことはわからない。
オープニングは現時点では前期のまま。

番場蛮が打つシーンをバックにしたサブタイトル表示の前に、本来、実写の試合の場面があったはずだが、この再放送では省かれている。

ウルフ・チーフ初登場は、原作で1971年春のベロビーチキャンプだが、アニメでは1973年春に巨人がアメリカ遠征したことになっている(インターネットで調べると実際は1973年の巨人軍は日本国内のみでキャンプ)。
場所がアメリカの球場なのに、アメリカのチームの選手名を示す電光掲示板の表示がカタカナ。
アメリカも日本人向けに工夫したのだろうか。

ウルフの殺人的なスライディングに対し、番場が同じようなキックで対抗。
この「敵の技を返す」という手法はのちに阪神に移籍したウルフが逆に応用し、ハイ・ジャンプ魔球に対しハイ・ジャンプ打法を使い、アニメのウルフはえび投げHJ魔球に対して使った。さらに大回転魔球に対して原作で大砲が使った大回転打法もアニメではウルフがやった(いずれも1973年)。

これはのちに、1976年、星飛雄馬のスクリュー・スピン・スライディングを阪神の掛布が破った技に近い。

次に1973年のオープン戦。
原作ではロッテの監督になっていた金田正一が大回転魔球を「寸前までボールを観ないで打つ」という手法で攻略しようとしたが、番場はハイ・ジャンプと大回転の2種類の使い分けて切り抜けた。
アニメでは堀内を救援した番場が9回ロッテ打線を追い詰めたものの、金田が寸前で番場のプレートを踏む位置でコースがわかることを見抜き、9回2死から番場をKOした。
ここではヤクルトの眉月と中日の大砲はそれぞれ、球団の同僚とともにでテレビ観戦。
原作では、眉月が番場の投球動作からコースを見抜いていた。

星飛雄馬も同じ運命をたどった。
1976年後半に右投手として復帰したあと、1977年前半、左門によって球種を読まれて連打され、一時、二軍に落ちた。星の缺点を見抜き、長嶋監督に星の二軍落ちを進言したのは作中の王貞治。
金田正一と王貞治という往年の名選手がそれぞれ番場蛮と星飛雄馬の缺点を見抜いたというところに、両者の偉大さを見ることができる。