野口悠紀雄氏の『「超」リタイア術』(2004年新潮社)では波平54歳、フネ50歳、マスオ28歳、サザエ24歳、
カツオ11歳、ワカメ9歳、タラオ3歳ノリスケ26歳、タイコ22歳、イクラ1歳半という設定を採用し、1970年でこの年齢という假定を採用し、1981年、1990年、2000年、2010年、2020年、2030年、2040年の各人の年齢を表にし当ている。もっとも、家庭の中の年齢構成がメインなので、子供が成長し、別居している場合は省かれてある。

ここで、アニメが始まった1969年、1970年、2009年、2010年のそれぞれで波平54歳、フネ50歳、マスオ28歳、サザエ24歳、カツオ11歳、ワカメ9歳、タラオ3歳、ノリスケ26歳、タイコ22歳、イクラ1歳とした場合の毎年の年齢変遷を考えてみる。
ただし、西暦2040年まででは長くなるので、2010年までとする。

野口氏は『「超」リタイア術』で「2010年にはフネ、マスオ、サザエが高齢者で、43歳のタラオが一家を支えている」(要旨)という解釋をしている。
そして、野口氏は『「超」リタイア術』で「サザエさんの世界は21世紀では成立しない」という趣旨のことを書いているが、それは、もちろん、「1970年基準」での話である。

そこで、アニメ放送から40年たった2009年(観月ありさ主演で実写化)とその次の2010年のそれぞれでサザエ24歳であると假定し、表にしてみた。
そして25年後に相当する2034年または2035年までの年齢を書いてみた。
2008年、グリコのチョコレートのCMで実写化された「25年後」では、カツオ36歳、ワカメ34歳、タラオ28歳、
イクラ26歳という年齢である。
└→サザエさんの24年前と磯野家の25年後

なお、西暦2007年でサザエ24歳の場合はこちらで計算した。
└→荒川静香と浅田真央→『サザエさん』と『ドラえもん』の時代設定I

野口氏が書いている「タラオの妹」の存在はフグ田ヒトデをもとにしたものであろうか。


前後一覧
09年8/21 8/22 8/23 11/16

関連語句
サザエさん