「雪山のロマンス」は「14年後」の話である。「のび太の結婚前夜」は何年後かもわからないが、ノビスケが「25年後」で10歳とすると、「15年後」には生まれていることになり、「結婚前夜」の舞台も「14年後」であろう。「25年後」のノビスケの年齢が、少年時代ののび太と同じなら、原作で10歳、アニメで11歳である。原作「雪山のロマンス」では「14年後」の世界で、一粒で満腹になる携帯食料が実用化されていることになっていた。

原作第1話「未来の国からはるばると」など
【現在】1970年
【14年後】1984年
(【19年後】1989年)
原作「未来の国からはるばると」では、のび太は1979年大学を受験し落第→1988年就職できず会社設立→1989年(19年後)ジャイ子と結婚→1993年会社焼失→1995年自宅に多数の借金取りが来るという未来であった。
Wikipedia によると、のび太と静香の結婚前日を描いた「のび太の結婚前夜」は原作第1話における「14年後」より3年早く、1981年にテレビアニメで「のび太の結婚式?!」として放送され、さらに原作第1話で予想された「のび太とジャイ子の結婚」からさらに10年たった1999年に短編映画になった。

原作「プロポーズ作戦」
【現在】1971年
【14年後】1985年(静香と婚約、結婚か)
12年前の過去が1959年で、のび太の両親・のび助と玉子が婚約した年。1985年がのび太と静香の婚約が予定された年である。「ハリーのしっぽ」でのび太の小学生時代が「1985年」にシフトされていることは、1970年代から観ていた世代としては驚くべきことであった。のび太の父親の名は「のび助」であるが、のび太の息子のほうの「ノビスケ」(2代目?)は1986年に生まれたことになる。

原作「ぼくの生まれた日」など
【現在】1974年
【14年後】1988年
のび太の息子・ノビスケは1989年生まれになる。第1話でのび太とジャイ子が結婚するとされた年に、今度はのび太と静香の間に息子が生まれたわけだ。このあたりまで、のび太の息子は浅田真央より年上であった。

原作「ツチノコ見つけた!」
【現在】1976年
【14年後】1990年
ドラえもんとのび太がツチノコを見つけた2045年は69年後(ドラえもんは「70年後」と表現)。

原作「りっぱなパパになるぞ!」
【現在】1977年
【14年後】1991年
25年後は2002年。「のび太のおよめさん」でのび太が自分の結婚相手を静香と確認したのも「25年後」であった。

原作「雪山のロマンス」
【現在】1978年
【14年後】1992年

原作「のび太の結婚前夜」
【現在】1981年
【14年後】1995年

原作「竜宮城の八日間」
【現在】1982年
【14年後】1996年

原作「ハリーのしっぽ」
【現在】1985年
【14年後】1999年
ハレー彗星が見えた1910年は75年前だった。その次の接近の前の年の話。1999年は「のび太の結婚前夜」が短編映画として放映された年である。

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