イメージ 1

パソコンでの文字のサイズは「中」で作成した。

1634
将軍家 家光が上洛。家光が上洛の際、素浪人に化けて徒歩で移動。家光が悪人を斬るときに柳生十兵衛が家光の正体を明かした(『将軍家光忍び旅』)。家光の時代に家光の弟・保科正之と双子の兄弟だった梓右近が江戸で活動(『江戸を斬る・梓右近隠密帳』)。

1651
将軍家 家光没。家綱が将軍に。家光と家綱の時代、家光の甥で家綱の從兄弟に当たる松平長七郎が分を隠して江戸市内に在住。悪人を斬るときに長七郎としての身分を明かした(『長七郎天下ご免!』
『長七郎江戸日記』)。

1690
将軍家 水戸の徳川光圀が隠居。

1690~1700
将軍家 光圀が隠居の時期に、町人に化けて全国行脚。東北に行くときは松尾芭蕉も同行した模様。ドラマでは紀州を訪れた光圀が、まだ若かった吉宗(当時は源六)と対面(『水戸黄門』)。

1716~1745
将軍家 吉宗がたびたび城を抜け出し、偽名を名乗って市内探索。

1716~1718
将軍家 綱條が光圀のように忍び旅?(『暴れん坊将軍』)

1717~1736
奉行所 大岡忠相もしばしば奉行の身分を隠して町を歩いていた(特に北大路欣也版『大岡越前』)。

家重の時代
将軍家 『将軍の隠密!影十八』の舞台。

1760~
将軍家 大岡忠光が没し、将軍が家重から家治に。紀州の徳川治貞(~はるさだ)と尾張の宗睦(~むねちか)がそれぞれ素浪人と町人に化けて隠れ旅悪人を斬るときに正体を明かした(『殿さま風来坊隠れ旅』)。

田沼時代
将軍家 家治が「お鷹組」を組織(『江戸の鷹』)。
 
1787
将軍家 家斉が将軍になり、松平定信が老中に。定信が間接的に隠密同心を組織(『大江戸捜査網』)。

1798
将軍家 定信が護衛のために雇った武士は仕掛人・小杉十五郎(コミック版『仕掛人藤枝梅安』)。

家斉の時代
将軍家 家斉の弟・松平右近が医者として江戸市内に在住。悪人を斬るときに身分を明かした(『松平右近事件帳』)。

江戸後期
奉行所 文政から天保、幕末まで、江戸の町奉行所同心・中村主水(~もんど)が奉行所には極秘で闇の仕事人を組織(必殺シリーズ)。将軍家の人間が非道を重ね、主水が暗殺したこともあった(『必殺仕事人』第6話「主水は葵の紋を斬れるか?」)。

1832
奉行所 鼠小僧次郎吉処刑。北町奉行・榊原忠之が次郎吉を助け、密偵に採用。忠之は偽名を名乗って役者や素浪人などに化け、悪人が集まっているところに奉行として乗り込み、正体を明かして相手を斬り、捕り方に捕縛させていた(『八百八町夢日記』)。

家慶の時代
将軍家 将軍の弟・源九郎が旅(『源九郎旅日記・葵の暴れん坊』)。

1840
奉行所 遠山金四郎(景元)が北町奉行に就任。翌年、鳥居耀蔵が南町奉行に就任。北町奉行・遠山金四郎が町人に化けて江戸市内を探索。白洲の場で正体を明かしていた(『遠山の金さん』)。水戸斉昭のむすめ・雪姫が「紫頭巾」として金四郎に協力(『江戸を斬るII』以降)。

1843
奉行所 遠山金四郎が大目付に。翌年、鳥居耀蔵が失脚

1845
奉行所 遠山金四郎が南町奉行に。南町奉行・遠山金四郎が北町奉行時代と同じく町人に化けて江戸市内を探索(『江戸を斬る』『遠山の金さんvs女ねずみ』)。

1852
奉行所 金四郎が奉行を辞任。翌年、家慶が没し、家定が将軍に。

江戸前期は将軍家がメイン、後期は奉行所関係者がメインとなった。
└→解説
└→将軍家の隠密行動と忍び旅(「忍び旅型」と「江戸常駐型」)

前後一覧
09年7/28前後