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『巨人の星』の大リーグボール1号は野球のルールを知らないと理解できず、子供のころ観ていてよく理解できなかった。
大LB号がボールが消えるもので、魔球であることがよくわかった。
大LB3号はボールがバットをよけるものだが、花形はアニメで「変化球ではない」と言っている。

 

『侍ジャイアンツ』のハイ・ジャンプ魔球と大回転魔球はそれぞれハイ・ジャンプ投法と大回転投法であって、ボールそのものはストレート。本当の魔球は分身魔球であった。

 

したがって『巨人の星』と『侍ジャインツ』で本当の魔球は消える魔球と分身魔球である。
しかも『巨人の星』では消える魔球に至る前の大LB1号に作中の展開で2シーズン、約1年(68年前期途中~69年球宴前)かけている。

 

魔球漫画は『ちかいの魔球』と『黒い秘密兵器』で完成されており、『巨人の星』と『侍ジャァンツ』は魔球漫画が速球漫画になる流れの始まりであった。

 

⚾星飛雄馬の大リーグボール1号と3号

星飛雄馬の大リーグボール3号は大リーグボール1号(左1号)の逆だった。

一方、大リーグボール右1号(蜃気楼の魔球)は大リーグボール2号(消える魔球)の逆だった。

 

オズマはバット落とし作戦で1号を一度は攻略。平松や江夏といった投手は大リーグボール3号を打ってヒットとなった。

1号は投手が「打たれて結構、打ってもらおう」という境地に至ることから生まれた魔球だが、バット落とし作戦は打者が打つことを捨て、打者であることをした策であった。そして1号の逆だった3号は、「どうせ、俺に打てっこない」と思って軽くバットを出したら打てる魔球だった。

 

⚾番場蛮の「分身魔球」と星飛雄馬の「蜃気楼の魔球」

番場蛮の分身魔球の難点は捕手にとって捕りにくいことで、八幡は動体視力を鍛えて捕球できるようになった。しかし、荒野で動体視力を鍛えていたウルフ・チーフは横分身を簡単に攻略。分身魔球を捕る技術は打つ技術につながる。

星飛雄馬の「蜃気楼の魔球」も同様で、捕手の山倉は当初、魔球を捕れず、一徹の助言で「地面にうつるボールの影」の上にあるボールを捕ることで解決。しかしヤクルトの花形もその原理に気づき、「蜃気楼の魔球」を攻略した。

 

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平成21年(2009年)7月