「ぞうとおじさん」の前後関係
戦時中│軍が動物園の動物の処分を決定
___│┌→ドラえもんがハナ夫をゆうびんロケットでインドに送る
___│↑_↓
戦後_│↑_少年時代ののび郎が「ハナ夫は殺された」と聴かされる
___│↑_↓
___│↑_大人になったのび郎がインド旅行でハナ夫に助けられる
___│↑_↓
___│↑_のび郎が「初代」のび助にハナ夫の話をする
___│↑_その中で「ハナ夫が殺された」と聴いた話
___│↑_それを聴いたドラえもんとのび太は激怒
___│└←ドラえもんとのび太がハナ夫を助けようとタイムマシンで戦時中の日本へ

動物園の職員がのび郎に「ハナ夫は殺された」とつたえたようだが、このときハナ夫は生きてインドに戻っていたはずである。ハナ夫がインドに戻ったあと、劇中の飼育係が軍の人間に「ハナ夫は死んだので埋めた」というような嘘をついてごまかした可能性がある。それが公式發表になれば、動物園の職員がハナ夫を「死んだ」と認識しても不思議はない。

作品の冒頭でのび郎はのび助とのび太に「ふしぎな話」をすると言ってハナ夫の話を始めた。その話のが流れで「ハナ夫が戦争で殺された」ということになり、これに激怒したドラえもんとのび太が戦時中の動物園に行ったわけだ。しかし、この「ふしぎな話」がなぜ「ふしぎ」かと言えば「死んだはずのハナ夫がインドで生きていた」からであり、ドラえもんとのび太がハナ夫を助けたことは、初めから歴史に組み込まれていたことになる。

「白ゆりのような女の子」の前後関係
1945年│__6月、少年時代ののび助(び太の父、初代のび助?)が学童疎開
___│┌→女装したのび太が父・のび助にチョコを贈呈
___│↑_のび助は「白ゆりのような女の子がチョコをくれた」と認識
___│↑_↓
1970年│↑_のび助がドラえもんとのび太に「白ゆりのような女の子」の話
(推定)↑│_ドラえもんとのび太が「白ゆりのような女の子」の写真を撮ろうと決意
___│└←ドラえもんとのび太がタイムマシンで1945年6月ののび助の疎開先へ

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09年7/1