かつてスポーツ界では「練習中、試合中に水を飲んではいけない」という「常識」があり、『巨人の星』『ドカベン』初期の時代にはそれが信じられていた。

 

 

アニメの『巨人の星』で青雲高校柔道部時代の伴が野球部をしごいていたとき、飛雄馬が他の部員に水を飲ませようとして伴が妨害する場面があった。

 

 

 

山田世代高2、夏の予選で吉良高校が登場したとき、吉良高校の対戦高校は暑い中で水を飲まず、一方、吉良高校を水をたくさん飲んでいて、対戦相手は「今にバテバテになるぞ」と言っていた。

 

 

 

今では脱水症状を防ぐため、練習中にはどんどん水を飲むように指導されている。
「常識」というのはこのように当てにならないものである。

 

 

 

 

 

 

ボールが「軽い」「重い」は日本だけの「迷信」だが星飛雄馬はボールが軽く、不知火と賀間剛介は重い球。
うさぎ跳びは『巨人の星』『新巨人の星』『野球狂の詩』でも出てきた。
こうなると、野球漫画の流れの中で梶原漫画から水島漫画になって何が変わったのか、野球の描写の何がリアルになったのか、判断するのは難しい。

 

 

 

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09年6月末 7/1~3