「仕置人」から「仕事人」までの流れが何度もあったとして、綜合年表 

主水シリーズ時代設定参基準
必殺シリーズの時代設定を考えると、『仕留人』から『仕事人2009』まで時代が逆行しており、文化・文政、天保、幕末のそれぞれに「仕置人」から「仕事人」までの経緯が種類(3種類)存在したと解釋するのが妥当である。
簡単に書くとこうなる。

文化│
文政│壱:文化・文政の中村主水が裏稼業
__│┏『仕置人』(文化・文政)・・・文政時代と假定
__│┃
__│┗『仕事人』(文化・文政)・・・『仕事人2007』『2009』などはこの時代
__│・・・・・・・・
天保│弐:天保の中村主水が裏稼業
__│┏『仕置人』(天保)・・・『仕置屋』が天保時代と假定
__│┃
__│┗『仕事人』(天保)・・・『オール江戸警察』『意外伝』など
嘉永│(└→『主水死す』)
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幕末│参:幕末の中村主水が裏稼業
__│┏『仕置人』(幕末)・・・この次が『仕留人』
__│┃
__│┗『仕事人』(幕末)

『仕事人2007』と『2009』は「壱」の文化・文政時代の『仕事人』であり、『主水死す』は「弐」の天保時代の『仕事人』が嘉永年間の黒船来航の数年前まで続いたものと解釋できる。黒船来航の直前に「参」の『仕置人』がスタートし、黒船来航で『仕留人』、それが何度かの名称変更を経て幕末の『仕事人』につながる。

『仕置人』と『仕事人』の間の『仕置屋稼業』→『仕業人』→『新仕置人』→『商売人』は、時代設定の上で文化・文政と天保の種類(2種類)があるようである。『必殺仕事人中村主水の秘密』で『仕置屋』での主水の上司が鳥居耀蔵だったとしているが、『必殺シリーズ完全百科』によれば『仕業人』の脚本段階での設定が『仕置屋』最終回の舞台から1年後で、それがなぜか「文政年間」になっているらしい。これについても、主水シリーズの時代設定が文化・文政と天保と幕末に分かれて複数存在すると解釋すれば納得できる。

要するに文政時代、シーボルト事件のときに仕事人だった主水が、鳥居耀蔵の南町奉行就任のときに仕置屋稼業になっていたはずがないのである。また、天保時代に仕事人になった主水が黒船来航のときに仕留人になって仕事人に戻ったとも考えにくい。仕置屋の主水は北町から南町奉行所に移ってきたのであり、仕留人のときの主水はやはり北町奉行所同心であった。
仕置人として裏稼業を始めた北町奉行所同心・中村主水が仕置屋で南町に移り、そのあと仕事人になるというプロセスは、文化・文政で1回、天保でもう1回、幕末でもう1回あり、それぞれ別の「中村主水」が存在したと解釋するのが妥当である。

なぜか知恵袋のこの質問への回答でコピーペーストされた。


T-Cup掲示板>『仕置人』から『仕事人』へ、3タイプ(事項)
2008/12/28(日) 午前 2:11