星飛雄馬と花形満、3基準年齢変遷 

少年野球編の星飛雄馬を1958年で10歳と假定し、高校野球編の花形満を1966年で18歳とすると、両者の生まれた年が一致し、ともに1948年生まれで同い年になる。
星飛雄馬が花形満と初めて出会ったとき、飛雄馬は10歳くらいで、当時、小学6年(12歳前後)の赤川という不良少年はブラック=シャドーズ時代の花形を「花形さん」と呼び、敬語で話しており、花形が赤川より年上に描かれていた。そして花形は当時、高3(18歳前後)の王貞治には「王さん」と呼んで敬語を使うなど、一応、丁寧に接している。
この時期、花形が紅洋高校に入る前であったことも考えると最高で中学3年、15歳前後である。「花形は中学生で車を運轉していた」と言われるのはこの少年野球編の描写による。
この花形は1958年で15歳であれば1943年生まれ。

 

星明子は一徹が巨人に入ったころに春江が身ごもったときの子供らしいので、1942年または1943年生まれ。すると、少年野球編の花形満(推定1943~)とほぼ同い年になる。

 

プロ野球編の花形満は1967年で18歳だから1949年生まれ。1958年当時は9歳。
そして西暦2009年でプロ編の花形満は還暦を迎える。

 

星飛雄馬はアニメによると1969年の宮崎キャンプで日高美奈と出会ったとき、飛雄馬自身が17歳。原作で飛雄馬が言うように、このキャンプのときは高校を中退していなければ高2であり、さらにアニメでは同年シーズン開幕から球宴までの間(大LB1号復活、オズマに打たれる前)に18歳になっているので、早生まれはありえない。誕生日は4月2日から7月まで。
花形の誕生日については河崎実氏が『「巨人の星」の謎』で書いているような推測でいいだろう。つまり、飛雄馬が1977年のシーズン前半の時期に鷹ノ羽圭子と出会ったのが牧場春彦のいう「少し早い七夕」で、その少しあとに花形満の誕生日パーティーがあり、それは球宴の前。したがって花形の誕生日は7月ごろであろう。

 

実際の『巨人の星』では第一部が第1話から日高美奈没、余話まで。第二部が「見えないスイング」から1969年日本シリーズまで。第三部・青春群像編が金田正一引退から最終回まで。
アニメではDVDに「青雲編」「雄飛編」「不死鳥編」「栄光の星編」などの表示がされているようだ。
『新巨人の星』についてはこちらを参照。

 

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2009年6/6