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『必殺仕事人2009公式ガイドブック』ではテレビ30作の紹介はあるものの、OPナレーションについては紹介がなく、主題歌についても巻末近くの平尾昌晃へのインタビュー記事で簡単に触れられているだけ。
『必殺シリーズ完全百科』と『必殺!大全集』にOPナレーションをした人と主題歌のタイトル、歌手名が書かれてある。

 

ナレーション
『仕掛人』『仕置人』『助け人』『仕留人』のOPとエンディングのナレーションは「世の中に悪がはびこる悲惨な状況」→「それに対抗する裏の稼業が存在すること」→「ただし、公の記録には残っていないということ」という内容になっている。
芥川隆行は『仕置人』『仕留人』『からくり人・血風編』『新仕置人』『仕事人』『仕事人V激闘編』でOPナレーションを担当。SP版『春雨じゃ、悪人退治』で『血風編』のOPが流用され、『仕留人』と『激闘編』のOPを合わせたナレーションが『横浜異人屋敷』で使われた。

 

また、初期から中期までの必殺では、本編に出なくても前後の必殺に出演した俳優がOPナレーションだけで参加している例がいくつかあった。
『助け人』の山崎努(『仕置人』主演)、『仕事屋』の藤田まこと(『仕留人』主演)、『仕置屋』の草笛光子(『仕事屋』主演)、『翔べ!必殺うらごろし』の藤田まこと(『商売人』主演)、『仕舞人』の勇次(『恐怖の大仕事』ゲスト、次回作『新仕事人』出演)という具合である。
『新からくり人』の緒形拳は依頼人・安藤広重役で、出演は初めと最終回くらいだったが、重要なキャラクターであった。
レギュラー出演者がナレーションを担当したのは『からくり人』と『新仕舞人』である。『仕事人』では芥川隆行のナレーションのあとに主演者である藤田まことの台詞が入った。

 

主題歌
主題歌については「荒野の果てに」では荒野、「望郷の旅」ですすき野原、「あかね雲」ですすきの枯野が舞台設定になるなど、似たようなフレーズが繰り返され、主水編では「旅愁」の次が「哀愁」。旅、孤独、過去を捨てる決心、風などを歌ったものが多い。
主題歌を歌った歌手については、初めは西崎みどり、川田ともこといったプロの歌手が歌い、たまに主題歌歌手が本編にゲスト出演することもあった。小林旭、金沢明子といった大物もいた。

 

テレビシリーズの後半になると歌手であるなしにかかわらず、出演者が主題歌を歌う例が増えた。
後期でレギュラーでない主題歌歌手は藤田絵美子、川中美幸、テン・リー、そして映画の主題歌を歌った葛城ユキ。
レギュラー出演者が歌った例は和田アキ子(歌手)、本田博太郎、三田村邦彦、西崎みどり(もとは前期の主題歌歌手)、鮎川いずみ、中村雅俊(歌手)、中条きよし(歌手)、藤田まこと、そして THE SHIGOTONIN(東山紀之、松岡昌宏、大倉忠義)である。
挿入歌では火野正平、三田村邦彦、中条きよし、京本政樹、梅沢富美男(~とみお)、麻丘めぐみが歌っており、みな、出演者であるが、歌手が俳優として出演し、挿入歌も歌う例が多い。

 

主題化の作曲者は、前期では平尾昌晃が多いが、平尾が一時的に必殺から離れていた『商売人』『富嶽百景』の主題歌で小林旭が歌った「夢ん中」は森田公一作曲。さらに『激突!』の主題歌で藤田まことが歌った「月がわらってらぁ」は『はぐれ刑事純情派』の主題歌で有名な堀内孝雄の作曲である。
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月が笑ってらぁ 藤田まこと 堀内孝雄 はぐれ刑事 で検索

 

必殺出演者の中で、「OPナレーション」と「主演」と「主題歌歌唱」の3つをやっているのは藤田まことと中条きよしだけである。

 

必殺の主題歌について
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09年5/6 9月末

 

関連語句
主題歌

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