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2008年(4)~2009年――『未来少年コナン』『ドラえもん』


午前の伸也1時台、舛添厚労省が緊急記者会見。
横浜の高校生が4月25日に修学旅行先のカナダから帰国、流行性感冒の症状が出たらしい。

結局、別の流感で、新型流感でないことが判明したが、この伸也の記者会見の時点で大臣はそれ以上詳しいことはわからないと何度も言っているのだが、記者は同じことを大臣に訊くので、大臣が「横浜市に訊いてください」と言うのは当然。時間が時間だけに朝になってから取材すればいいだろう。

あとでわかったことだが横浜市(の市役所か)にはおそらく市民やマスコミから電話が殺到し、一時、不通になっていたらしい。マスコミのよくないところが同じ時期に同じ取材対象に集中することだ。どうせ、取材する相手が同じなら、NHKによる代理取材でもいいし、厚生省や横浜市の会見を待てばいい話だ。

大衆は政府の情報公開が速かろうが遅かろうが、結果が気にくわないと批判するものである。
ミサイル問題もそうだが、テロの危険がある場合、日本ではその前に大問題になる。なぜかというと、政府が假に事前に国民を避難させたり、商業活動を停止させたりしても、結果、予想されたテロやミサイルの着弾がなかった場合、日本人の場合、すぐ「国」を訴えて損害賠償を考える被害者ぶった人たちが出てくるからだ。

また、姉歯問題でも畠山鈴香の問題でも、複数のメディアが同じ対象に同時にむらがる悪癖があるので、報道被害が多い。地デジでチャンネルが増えたところで意味がない。

それに、これは落合信彦氏が指摘していたことだったと想うが、ペルーでの日本大使公邸人質事件でも、当時のフジモリ大統領が日本政府に無断で突入を決めたのは日本のマスコミが何でも「報道」するのを防ぐ意味もあった。もし、当時のペルーの政府が日本政府に突入の許可を得ようと電話しても日本の首相は何もできない。日本の首相がやることは閣議を開くことだけである。
「戦後」民主主義の日本は何でもかんでも話し合いで決めるようになって、緊急事態に対応できなくなっている。首相官邸に閣僚が集まれば日本のマスコミは何でも報道したがるから、すぐに日本政府の動きがペルーの犯人側に筒抜けになる。そこまで見抜いてフジモリ大統領は日本政府の許可なしに実行したのだろう。
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さて、5月1日は金曜日であるが、日付が金曜日になった1時台の時点で舛添氏は「明日は金曜日」と言っていた。これはよくあることで、深夜まで仕事が延びて、日付が変わっても、日の出以降を「明日」と呼ぶことが多い。これは人間の感覚で「太陽が昇ったら一日の始まり」という考えによるもの。

古い表現で同じ単語が「朝」(morning)と「明日」(tomorrow)を意味する言語はいくつか存在する。
日本語の「あした」、シナ語の「朝」zhāo がそうだし、独語の Morgen もそうだ。
ちなみに「朝日」は「朝の太陽」を意味する「あさひ」であればシナ語で zhāo-rì で、「朝鮮と日本」を意味する「(てうにち>)ちょうにち)」であれば Cháo-Rì になる。

5月2日、昼過ぎ、宮城での楽天×オリックス戦、8回表で、楽天の投手(背番号57、小山だったと想う)についてアナウンサーらしき人が「球質が重い」(「重い球質」だったか)というようなことを言っていた。「球質が重い」「軽い」は日本だけの迷信で、大リーグにそんな概念はないことは、70年代からわかっているのに、いまだに日本では「球質が重い」「軽い」を信じ込んでいる人が多いようだ。

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2009年5/2