ジャッキー・チェン(成龍)が「余り自由が過ぎると香港や台湾のように乱れる」「我々中国人には管理が必要だと想うようになった」との發言。

 

ジャッキーは中国人として自戒の意味を込めて言ったのだろうが、自分の国の悪口を言う人は他国人から見ていい印象ではないということを実感した。外国人に向けて日本の悪口を言う日本人は必ずしも歓迎だれていないだろう。
5月1日からの映画はだいじょうぶだろうか。
大陸ではこの發言はほとんど報道されていないらしい。

 

ジャッキーの大陸寄りとも取れる。テレサ・テンが台湾の政治的運動にまで関わった反動であろうか。

 

「中国人は管理されるべきだ」は2とおりに解釋できる。
一つは中国国内で中国政府が中国人民を管理すること、もう一つは国際社会が中国を管理することである。
例えば、中国製玩具の安全面で問題が生じ、アメリカが中国製品を拒否することについて、中国側はこれを「アメリカなどによる中国への管理」を「中国政府による国内への管理」の重要性に置き換えて説明している。
中国の一部の企業が規定に違反しており、政府は処罰したというものだ。

 

アメリカの学校で子供が銃を持って級友を誤射したりすると、中国では「アメリカの言う自由は危険だ」となる。日本でもアメリカの銃社会に対し、規制を願っている。
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中国は国際社会においてアメリカ一辺倒ではない多様性を主張しているようである。
自由と管理は表裏一体。
まったく自由のない管理も、まったく管理されない自由も、どちらも有害である。

 

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2009年4/21

参照
法律、法規、憲法

 

漢字論原点回帰II>輸美的中國玩具質量安全問題