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2008年(4)~2009年――『未来少年コナン』『ドラえもん』


町立中学が車椅子の女の子の入学を拒否・補足II 

2005年の『1リットルの涙』ドラマ版では池内亜也は2005年春に東高を受験したときは少しころびやすいくらいで、歩いたり走ったりすることはできた。入学後、車椅子状態になり、学校側からの圧力で、2006年春の新学期から養護学校に轉校。

学校としては受験生を受け入れたとき、願書とセットで健康診断書を受け取っただろう。

ここで、もし、入学前から池内亜也が車椅子を使うくらい病気が進んでいたらどうだったか。
ドラマの東高は受け入れてから養護学校への轉校を親(池内潮香)に勧めたが、受験の段階で養護学校への入学を勧めるべきだったのか、考えてみる必要がある。

「史実」では原作者の木藤亜也氏の場合、發病は中学3年からで、ドラマより少し早かった。木藤亜也氏は1962年7月19日生まれなので、中学3年卒は1978年3月、東高校入学はその直後の4月であった。それでも途中まで東高に通い、限界がきて養護学校に轉校。この場合、病気がもっと早く始まっていたら初めから養護学校を選んでいただろうか。

木藤亜也氏は1981年3月に養護学校を卒業。新学も就職もできずに入院生活となった。
ドラマの池内亜也は2008年3月に養護学校を卒業し、2009年7月19日で20歳になる(下注釋)。

前後一覧
09年4/14~16

関連語句
車椅子 1リットルの涙 入学


注釋
20歳
池内亜也を演じた沢尻エリカが20歳になったのは、2006年4月8日である。当時、池内亜也は16歳(17歳になる年の誕生日前)で、養護学校に入った新学期がスタートした時期であった。沢尻エリカの誕生日は4月8日の灌佛会で、池内亜也の誕生日は木藤亜也氏と同じ7月19日。池内亜也と木藤亜也氏の年齢差は27歳である。

追加
俳優・勝野洋の長女でジュエリーデザイナーだった勝野七奈美が2009年7月7日、肺癌で亡くなった。勝野七奈美についてはまったく知らなかったが、勝野洋の置かれた境遇が『1リットルの涙』で演じた医者(藤木直人が演じた主治医の上司)と重なってしまう。勝野洋は現代劇、時代劇でも活躍しており、『将軍家光忍び旅』では柳生十兵衛を演じた。二世も今後、活躍が期待されただろうに、惜しいことである。


参照
2005年――『1リットルの涙』『ドラえもん』
町立中学が車椅子の女の子の入学を拒否・補足I
『1リットルの涙』(作品解説II)
年齢変遷、主な項目(作品、人物別)
ロボットスーツ、車椅子、電気自動車→モビルスーツへの道
『1リットルの涙』フジテレビ版年齢変遷
『1リットルの涙』(タイトル一覧)
入学拒否されていた女の子に假入学許可