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満洲事変日中戦争、第2次世界大戦太平洋戦争東京大空襲と沖縄戦原爆満洲の悲劇
─────└→昭和の初めの戦争
─────└→「歴史観を語れ」は空論であるIII、III


産経新聞の投書欄では、日本大学教授・百地章(ももち・あきら)氏が「田母神氏の思想そのものを問題視するのは思想・信条の自由を認めた憲法に違反し、政権交代のたびに村山談話を踏襲するか問題にするのは現代の踏み絵だ」という趣旨の文を載せている。こちらのほうがわかりやすく、かつ、正論である。
2008年11月21日、23:30

戦争が侵略であったか、なかったかは、単なる見解の違いであり、早い話が、両方あって当然である。関ヶ原の合戦が侵略だったかどうか、新羅が高句麗と百済を滅ぼしたのが侵略かどうかは、詞(ことば)の使い方にすぎない。そして、大東亜・太平洋戦争に関して「侵略だ」という声が出れば出るほど、「侵略ではない」という意見も出続ける。それが民主主義社会というものだ。
政権が変わるたびに總理大臣が村山談話を踏襲するか確認したがる野党やマスコミも間抜けである。口先でどう言おうと本心では村山談話など否定しているか、興味すらない人も多い。
2008年11月22日、18:18

日本では外国人観光客の増加に対し不安を持つ人が多いらしい。日韓併合や満洲国を間違いだと考えている以上、大陸との国境がなくなることに恐怖感があるのだろう。假に日本の政府や輿論の大半が過去の日韓併合を反省せず、「正しかった」と考えても、今の日本人は今の朝鮮半島を併合しようとはしないだろう。併合したら国の財政難が増えるだけである。拉致問題は解決するが、北朝鮮への援助は当然になり、増税は天井知らず、医師不足に拍車がかかる。

同様に、もし、日本政府と輿論の多数が大東亜戦争を肯定したとしても、今後、再び戦争を起こすとは限らない。相手が核兵器を持っているかどうかなど、今、戦争をするかは、今の国際情勢で決まる。
日本では朝鮮人に参政権を与えることへの拒否反応があるが、それは朝鮮が日本から独立し、日韓併合が間違いだという認識が廣まったせいである。もし、日本と韓国が1世紀近くたった今でも1つの国であれば、朝鮮系日本人の参政権など自明であったはずだ。
2008年11月24日、1:58

朝日新聞は田母神論文を世間と乖離した自衛隊の特殊性に矮小化しているが、田母神氏が書いていることは自衛隊だけでなく、一般の論壇にもあった。投書欄ではこの論文に驚いたという人が多かったという報告があったが、それは世間知らず。田母神氏の論説は前から論壇にあったもので、むしろ、個人の歴史観を周りから叩いて更迭に追い込んだことのほうに驚くべきである。
2008年11月24日、7:13

朝日新聞は今度は政府内部に田母神擁護論があると書いているが、それなら田母神論はなおさら問題ないことになる。結局、民主国家における多様な意見の一つである。そもそも、歴史認識に「政府見解」など設けること自体、意味がない。
2008年11月25日、14:19

国会で麻生首相に対し、漢字の読みのテストをした民主党議員がいたが、そもそも日本では国会で首相や自衛隊関係者の歴史テストをしたがる傾向がある。ある種の思想弾圧である。
さて、卒業、入学シーズンでは学校の行事で日の丸を揚げ、君が代を歌い、そのときには起立することが慣習となっているは、もしくは義務付けられている。これは政府の基本方針である。WBCでもそういう礼儀であった。それに違反した人は場合によっては解雇もしくは処罰の対象になる。田母神論文が政府見解と違うということで書き手が更迭されるのだから、国旗と国歌に関して政府見解に逆らった教職者が更迭されても文句はあるまい。

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2009年4/14