一般論として併合が間違いなのか、過去のやり方が間違いなのか
もし、併合そのものが悪であれば、ジョン・レノンや湯川秀樹が夢想した「世界連邦」など言語道断である。「世界連邦」は「世界併合」であり、当然、日本と南北朝鮮も併合される。
方法や時期を問わず、日本と韓国を一つの国にすること自体が犯罪であれば、韓国が日本を併合することもないし、日本と南北朝鮮は今後、100年たっても、1000年たっても、間の国境をなくしてはならない。「国境をなくして世界を一つに」日韓併合を進める思想として糾弾されることになる。

もし、併合の内容が悪かったのなら、どういう併合からいいか、韓国側から代案を出すべきで、韓国人が「もし、これから日本と韓国を統合するならどうするか」という案を日本に出すべきである。もっとも、韓国は南北統一もできていないので、日韓統一など、現時点では不可能であろう。
朝日新聞は昔の「大東亜共栄圏」に否定的だが、「東アジア共同体」を夢想しているようで、そうなると、朝日新聞は大東亜の統一そのものを悪だと言っているのではなく、単に1945年までの「やり方」がまずかった(今度やるときは、もっとうまくやるべきだ)という見方に立っていることになる。

日韓併合が悪かったといわれるのは併合そのものが悪いのか、1910年から1945年までの併合のやり方がまずかったのか、区別する必要がある。
もし、いかなる形であれ、併合そのものが悪いのなら、今後100年たっても200年たっても「国境なき地球市民」「世界連邦」など実現しない。「東アジア共同体」がもし、東アジア統合を意味するなら、それは「大東亜共栄圏」の再現であり、断固として拒否せねばならない。かつて大東亜戦争を積極的に支援した朝日新聞が「東アジア共同体」=「新大東亜共栄圏」をあおるのは危険である。

もし、1910年から1945年までの日韓併合の方法がまずかったのなら、別の方法の併合ならいいことになり、今後も日韓併合の提案が双方から出ていいはずだ。今、日本と朝鮮半島が再び一つの国になれば、竹島問題も拉致問題も北朝鮮へのエネルギー支援問題も在日朝鮮人の日本での参政権問題もすべて解決する。その代わり、日本国内では北朝鮮支援や新たな国づくりで税金が上昇するであろう。
欧洲のシェンゲン協定(Schenge agreement)のように、例えば日本と韓国を統合する動きも考えられる。
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もし日韓併合がどんな形でもダメということになれば、今の欧洲でできる併合が日本と韓国でダメである理由も明確にすべきだ。欧洲の国同士では戦争も併合も国境の変更も何度もあった。
また、日本朝鮮と戦争して併合したわけではない。
2009年2月27日

『虹を架ける王妃』は日本の皇室の女性が併合後の朝鮮の皇室に嫁いだ話だが、すると、併合後も朝鮮の皇室は、しばらく、存続していたことになり、併合は意外と緩やかだったことになる。

もし、一般論として日本と朝鮮を一つの国にしてはいけないなら、日本が北朝鮮だけでなく韓国(南朝鮮)とも国交を断絶するのが最も確実な策である。
└→日韓併合の是非は一般論か具体論かII

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2009年4/11

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