朝日新聞「独佛で同じで歴史教科書」 

これはドイツとフランスで1つの「共通の歴史観」を押し付けるのでなく、異なる見方を併記するものらしい。
それなら日本と中国と朝鮮でも、日韓併合はよかった、悪かった、日中戦争も日本の責任と中国の責任を両方書くべきだし、靖国神社の歴史観と中国、韓国の歴史観、高句麗を中国領とする歴史観と韓国領とする歴史観、満洲史として別個に扱う歴史観をすべて平等に併記すべきである。

大体、異なる見方を併記するのであれば、日本式、中国式、韓国式の歴史教科書を用意して、東アジアで自由に選べるようにしても同じであって、教科書本体を統一する必要は何もない。

「共通の歴史観」は全体主義の考えだ。
中国は世界がアメリカの価値観に染められることに反対しながら、日本などに自分の主張を押し付けようとしているし、朝日新聞などが推薦しているらしい「東アジア共通の歴史観」は全体主義の考えである。

そもそも、思想・信条の自由を重視する日本では歴史観は十人十色で一つの「日本人の歴史観」は存在しない。日の丸と君が代を嫌がる人たちは思想・信条の自由を守ろうとしているのだろう。
それなら、他国の歴史観を嫌がる思想・信条の自由があってもいいわけだ。

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2009年3/18