『巨人の星』、サブタイトルと歴史の対応2【事項】 

「第二部」(KC13、文庫8)

1969年開幕当時。
大LB打倒ギプスがマスコミに明かされる。

本来、この「第二部」は「みんなが青春を!」まで含むもので、第二部の第1話として例えば「大リーグボール打倒ギプス」のようなサブタイトルがついてもよさそうなものだ。

ちなみに、この「第二部」とだけ書かれてある部分はアニメでは第107話「大リーグボール打倒ギブス」と第108話「絶望のペナントレース」に相当する。
第105話「オズマの執念」、第106話「鬼コーチ一徹の誕生」はオズマが日本行きを決意し、日本に到着、一徹による指導が始まるところを描いたもので、原作では第1部、日高美奈編の終盤に相当する。
そして、第109話「飛雄馬立つ!!」は原作の「男の友情」に相当する、

「男の友情」
「再起」
「大リーグボールの復活」

川上監督と藤田元司ピッチングコーチが巨人×アトムズの二軍戦を観戦。

「見えないスイング」
「あやうし!大リーグボール」(13~14、8)

1969年
星一徹が「西鉄の中西(太)監督に止めをさし、休養に追い込んだのは、義理とはいえ父の近鉄・三原(脩)監督」との談。
オズマが大LB1号を打倒。

「不死鳥」(14、8)

69年球宴、花形が近鉄のエース・鈴木からヒット。飛雄馬は辞退。

「偉大なライバル」

左門の弟、妹たちが大LB2号をスパイ。

「野球にすべてを」
「奇跡の新魔球」(14~15、8~9)

9月14日、中日球場での対アトムズ(別所監督)戦でオズマが27号本塁打。トップの王とは10本差。アトムズのロバーツとともに猛進撃。中日は4年ぶりの10連勝。2位の阪神が広島に敗れ、6ゲーム差、巨人は独走態勢か。
大LB2号を川上監督に披露。

「左門の挑戦」(15、9)

オズマのスランプで水原監督の中日はBクラス決定。
世間では消える魔球の秘密を推理することが流行に。

「大リーグボール2号の秘密」
「みんなが青春を!」

新聞に“巨人優勝へマジックナンバー「2」、阪神と最終カードで対決”とある。
甲子園で花形は大LB2号と初対戦。次打席で和田と交代。
星飛雄馬が許した安打は田淵、藤井の2本のみで8連勝。
正力松太郎氏死去。
日本シリーズで巨人×阪急。巨人V5達成。打のヒーロー・長嶋と日本シリーズで2戦続けて勝利投手となった星飛雄馬が胴上げ。
└→『巨人の星』、サブタイトルと歴史の対応4【事項】

前後一覧
09年3/17