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秋田書店『I Love Baseball』(1992年初版)収録。

 

2つのシーズンを描いており、ドラフト会議が2回出てくる。

 

まだ楽天が参加しておらず、近鉄がオリックスと合併する前の12球団に「東京スターズ」と「ベアーズ」が加わって、なぜか、日ハムと別に札幌がある。
今の横浜ベイスターズが「横浜大洋」なので、ここまでで時代設定が1978年から1992年までであることがわかる。

 

的場司は高校生だった4年前、東京スターズ以外は入らないと逆指名し、大学に進学。
東京スターズの監督は的場司の父親であった。

 

東京スターズ、ロッテ、日ハムが的場司(神宮大、22歳)を指名。

 

横浜大洋は田所道男(横浜北、18歳)を指名。ヤクルトは野村克則、近鉄は大林実、札幌は井上守、広島東洋(カープ、Carp)は山本浩一を指名。

 

検索するとどうも野球選手名としては架空で、実在の選手名を変更したものか、野球以外の世界の人名を採用したものが混ざっている。

 

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田所道男 野村克則 大林実 井上守 山本浩一で検索

 

日ハムは近藤監督。在職は1989~91年。ここで平成の初めだとわかる。
的場司は日ハムに入団し、勝ち続けるが、1ゲーム差で西武が優勝。

 

 

11月24日、再びドラフト。今度は事前に大伴光という選手が東京スターズを逆指名していた。
ダイエーが福岡なので1989年以降。
広島、西武、ダイエー、スターズ、日ハムが大伴を指名。

 

ここで他球団の指名選手が以下のとおり。
ロッテ→荒川悟
阪神→鈴木睦広→水島新司の野球チーム・BOTTSの選手か?
中日→大和田大輔
讀売(漫画でこう表記)→宮野国恒→水島新司の野球チーム・BOTTSの選手か?
ベアーズ→阿久根伸也
近鉄→芦川誠→タレントでこういう人がいる。
ヤクルト→上田久則
オリックス→石井和夫

 

いずれも野球と関係ない人物か、架空の人名のようだ。

 

大伴が入ったシーズン、打率上位にロッテの西村、ダイエーの湯上谷、本塁打数では西武の清原と秋山がいた。
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ロッテ 西村 ダイエー 湯上谷 本塁打 西武 清原 秋山で検索

 

打率

西村(ロ) .343

湯上谷(ダ) .328

③大伴(東) .325

 

ホームラン

清原(西) 33

秋山(西) 31

③大伴(東) 30

『I Love Baseball』49ページ参照。

 

この『I Love Baseball』には新潟明訓と神奈川明訓の対戦も描かれている。時代設定は1991年7月。その神奈川明訓の山田太郎、岩鬼正美、殿馬一人、里中智らは2004年のシーズンから東京スーパースターズに入団。雑誌や単行本では「東京」に「スターズ」という振り假名である。「東京スターズ」という球団名はこの「東京スーパースターズ」の原型となったか。

 

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関連語句
水島新司 i Love BasebaLL〕(twitter)

 



参照

16球団構想〕2020-02-19 10:10:29

 

水島作品関連(2008年9月以前~2009年3月)