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ガリバー享保の改革(1)三方一両損享保の改革(2)、彗星、家重、平賀源内(1)
─────└→彗星(享保)


『空想科学読本』――時代劇編 

テレビ朝日で2009年2月17日火曜日、午前10時半から11時25分までの時間帯に再放送。
Y!Japan 暴れん坊将軍 すい星
Google 暴れん坊将軍9 すい星

円道氏の本では「江戸崩壊の危機! (空白)すい激突の危機」。
柳田氏の本では「江戸壊滅の危機!(改行)衝突の危機」。

Wikipedia の「西川如見」の項目では如見は1718年に江戸に来て、1719年に吉宗に呼ばれたとある。
ここでは作品の時代背景を如見が江戸に招かれた1719年で通すことにする。
吉宗が幕府の天文台で夜空を見ていると見慣れぬ赤い星が接近。
吉宗は暦の改正を表向きの理由にして、長崎から西川如見を江戸に招いたが、若年寄が将軍に代わって如見に会うことにして、如見が彗星の危機を将軍に訴えようとしても将軍に届かない。

この若年寄は天狗党というグループ(宗教団体だがテロリストに近い)と組んでいて、彗星衝突の危機を利用して江戸市中で騒ぎを起こし、その隙(すき)に盗みを働こうという魂胆。

吉宗がいつものように、街に出て「とくだしんのすけ」(『空想科学読本3』では「徳田新之助」と表記)を名乗り、その立場で如見と会って、初めてその彗星に関する真相が判明。当時、吉宗が自ら何度も身分を偽って動く必要があるほど、幕府にろくな人材がいなかったのかと、改めて実感させられた作品。
作品を観ると結局、如見は火消しの「め組」の屋敷などで吉宗とは何度も会っていたが、相手が将軍だとは気づかず(または気づいたそぶりはしておらず)、江戸城で将軍に会うことはなかった。如見が江戸から去るとき、吉宗が見送っていた。

『空想歴史読本』ではこの話の時代背景を吉宗の政敵・宗春が尾張藩主だった1730年から1739年までの9年間としている。しかし、『歴史読本』にあるように、如見が長崎から江戸に呼ばれたのは1719年のことで、如見は1724年にはこの世を去っている。
└→『暴れん坊将軍』第9部【作品】



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09年2/19~23