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『ドカベン』における土井垣采配、「1番山田」の効果

『ドカベン・スーパースターズ編』第27巻で描かれた2008年のパ・リーグ最終戦、福岡ヤフードームでの東京スーパースターズと福岡ソフトバンクホークスの試合と同時に、坊ちゃんスタジアムでは四国アイアンドッグスと東北楽天イーグルスの試合。

 

楽天には巨人学園出身の真田一球と呉九郎がいた。
このときの試合は描かれていないが、真田一球と土佐丸OBの対決は注目に値する。

 

 

真田一球は忍者の子孫である。
忍者の末裔が野球選手になった例としては『黒い秘密兵器』の椿林太郎がいる。
また、『巨人の星』で登場人物の生き方の手本として描かれた「武士道」が『侍ジャイアンツ』では中核となり、番場蛮はサムライに喩えられた。

 

 

『一球さん』は忍者の子孫が野球に戦国時代の武士道を持ち込んだ作品である。

 

 

一方、『ドカベン』の土佐丸高校は、番場蛮の故郷・高知県の高校で、番場蛮は土佐嵐高校出身であった。
土佐丸ナインが得意とした攻撃的な野球は、番場蛮のライバルであったウルフ・チーフの殺人的なスライディングに近い。

 

 

『ドカベン』は神奈川明訓出身の山田、岩鬼、里中、殿馬がメインの話であるが、他のライバル同士の対決も注目に値するし、作品になかった展開など、想像してみる価値はある。

 

 

坂田三吉の通天閣投法(犬飼知三郎の場合はフライ投法)のボールは通天閣打法で打てる。すると、坂田は番場蛮のハイ・ジャンプ魔球も打てるし、犬飼知三郎と坂田が対戦すれば、知三郎のフライ投法によるマウンテンボールは坂田の敵ではないことになる。

 

 

アニメの『侍ジャイアンツ』で眉月光はHJ魔球を打つための極端なアッパースイングを練習して身体を痛めた。それに比べると坂田三吉は何の苦労もなくゴルフ式のスイングをマスターしており、梶原キャラより超人的である。
ボールを上に向かって打つ場合、アニメ『侍ジャイアンツ』でジャックスが縱分身魔球を打ったときのように逆手にするほうがやりやすいはずだ。

 

 

 

 

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2009年2/18