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文化・文政時代の仕置人、仕事人 

1820年(文政3年)
2月14日、中村主水が書庫番に異動(『必殺仕事人2007』、7月7日放送)。

 

のちに主水は自身番に異動。

 

1821年(文政4年)
2月12日、江戸に大佛建立(だいぶつこんりふ)の話が持ち上がり、江戸の市民が商い税(消費税の一種)を取られることになった(『必殺仕事人2009』、2月13日放送の第5話「因果応報」)。

 

寺の「子宝大佛」の表記は右から左に読む横書きで「佛大 寶子」とある。
立て札では「商い税」となっており、「商い」の送り假名が現代假名遣いと同じ。「終戦」前の假名遣いでは「商ひ」のはずだが、いわゆる「歴史的假名遣い」は明治になって確立された「近代假名遣い」であるようで、江戸時代にはむしろ、揺れがあったのだろう。

 

2月19日(瓦版から推定)、大僧正・正円(しょうえん<*しゃうゑん)が説法の最中に、仕事人によって殺害される。
瓦版の日付は「二月十九日」のように見える。「正円」は昔なら「正圓」のはずだが、江戸時代の日本で、すでに「円」が使われていたか。
この大僧正が「成佛」したことで大佛建立計画は頓挫。

 

2009年6月19日放送の第21話「最終章~仕事人狩り!」で幕府の実権を握っているのが大老・松坂伊勢守忠宗(~ただむね)とある。老中の一人が加納肥後守実守。

 

文政年間に大老は見当たらない。1821年当時の老中は松平乗保(~のりやす)。

 

令和7年pst

文政3年2月14日(西暦1820年初春) 南町奉行所同心・中村主水が書庫番に異動。

 

/#文政レトロ/#昭和レトロ

昭和61年(西暦1986年)公開の映画『必殺! III 裏か表か』の冒頭の場面も文政3年4月8日未明から話が始まるので、この作品の時代設定も西暦1820年の新春~初春またはそれ以降であった

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/#文政レトロ/#平成レトロ

平成19年7月7日放送 

冒頭の時代は文政3年2月14日(1820年初め) 

渡辺小五郎(わたなべしょうごろう、~せうごらう)…演:東山紀之 

中村主水(なかむらもんど)…演:藤田まこと

 

 

2009年2/14 2/15前後