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NHKの朝の連続テレビ小説『だんだん』にマナカナが出ているので双子のついてまとめてみた。

『桃太郎侍』で、藩主の双子の弟が主人公。

また、『必殺仕事人V風雲竜虎編』の影太郎も殿様の双子の弟だったようだ。
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かげろうの影太郎 双子で検索

影太郎が中村主水と組んでいたころの時代設定を考えると、必殺シリーズのSP版『大老殺し』で主水が1860年に桜田門外で井伊直弼を暗殺したとき、影太郎と鍛冶屋の政、なんでも屋の加代が主水の仲間だった。
なお、この幕末の中村主水は、『主水死す』に登場した主水とは「別人」であると解釋すると、辻褄(つじつま)が合う。

『必殺!主水死す』によると、少なくとも西暦1849年から1851年までの時期、将軍になる前の徳川家定に双子の妹がいて、男装して捨蔵と名乗り、市井(しせい)で生活していた。捨蔵は中村主水(~もんど)が小屋で爆死した(ように見えた)あと、名前を「ちよ(千代?)」に変えた模様。

『必殺!三味線屋・勇次』にも、空手を使う双子の姉妹が出演。藤田まこと扮する仕事人が変臉の大道藝人をしており、双子姉妹が空手の実演で「共演」していた。

「高貴」な人やその親戚が庶民にまぎれている話は日本の時代劇などで定番となっている。
将軍家や藩主の家がお家騒動などで子供を庶民にあずけ、あとで跡継ぎが必要なときにその子供を探す。つい最近まで庶民だった子供が「御落胤」とわかって城に入るというパターンである。

また、松平長七郎松平右近を主人公にした時代劇もそれに近い。

双子ではないが、『ラ・セーヌの星』ではマリー・アントワネットの異母妹・シモーヌが主人公。1789年に始まったフランス革命により、1793年にマリーが処刑されたあと、シモーヌはマリーの子供たちを連れてパリから去っていったらしい。

兄弟姉妹でない「そっくりさんネタ」では、『はだしのゲン』でゲンの弟・進次とそっくりの隆太、姉・英子とそっくりの夏江が登場。
TBSの『水戸黄門』では光圀や從者たちの「そっくりさん」が何度も出てくるが、いずれも赤の他人である(これでレギュラー俳優が同じ作品の中で違った役に挑戦することができる)。

山口百恵や桜田淳子が出演した作品ではこういう「実はきょうだいだった」や「瓜二つ」という話が多いようで、特にCGがなかった時代の画像合成技術が斬新であった。

また、『大甲子園』では、あるスポーツ記者が明訓の里中智と光高校の荒木新太郎を兄弟と疑ったが、真相は不明。1985年(推定)の夏の甲子園で荒木はことごとく里中の心裏を読んでいた。まるで双子のようだったが、逆に里中が荒木の心裏を読めなかったのが不思議である。
「荒木」といえば、当時、荒木大輔が人気者だったようだ。

双子ではないものの、『シティーハンター』でも香の妹が出現。

また、『サスケ』ではサスケとそっくりの從兄弟数名が登場。
『忍者武芸帳』では忍者・影丸の影武者になる影一族7名のうち、3名が三つ子であったが、作品の中で一人が死亡。影丸率いる影一族は戦国時代の百姓一揆などを支援していたようだが、最終的に影丸本人と一族5名が死に、一人だけ、蔵六とその息子・太郎が生き残った。
明智光秀と瓜二つ(こちらは他人の空似)の男が光秀の影武者として本能寺の変を起こしたが、秀吉の軍に敗れ、逃走中に林の中で蔵六によって倒された。

『てんとう虫の歌』ではひよ子たちの母とそっくりな叔母が登場。その子供たち(ひよ子の從兄弟、從姉妹)も月美やひよ子たちとよく似ていた。
└→双子、出生の秘密、瓜二つ、再会II

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2009年2/12